トキについて

トキの繁殖

トキが巣づくりや子育てを行う繁殖期。

1 求愛行動、産卵

2月頃から、気に入った異性に、くちばしで小枝をくわえて渡したり、相手の羽をくちばしで整える羽づくろいをします。
気に入った相手とペアになると、群れから離れて、ペアごとに巣をつくり、4月頃から卵を産みます。

羽づくろいをするトキ
トキの卵

2 ふ化

オスとメスが交代で温め、順調にいくと、約28日で、卵の殻を破ってヒナが生まれます。
産まれた直後のヒナは、体重60gほどで、目は開いてなく、自力では立てません。

ふ化したばかりのヒナ

3 子育て

オスとメスが協力をしながら子育てを行います。
6月頃、ふ化したヒナは40日ほどで巣立ちします。体の大きさも大人のトキとほぼ同じとなり、1人前になります。

巣立ちしたばかりのトキ

繁殖期が終わると、野生では、その年に育ったトキを含む群れがつくられ、100羽以上が集まってねぐらをとることもあります。