手や足が動かせないと困ることを考えてみよう

わたしたちが行動する時には、手足のはたらきが必要になります。手や足に障害があって思いどおりに動かせないと、生活のいろんな場面で不便なことが起きます。車いすでの生活だとどこに不便があるか、両手が使えなかったらどんな生活になるか、困ることを考えてみましょう。

車いすでまちなかを移動するとき

車いすは段差や坂道、せまいところが苦手です。ぬかるんだ道や雪道、でこぼこ道も車輪のある車いすは進むのが大変です。雨や雪の時にかさをさして移動するのは難しいです。

車いすでトイレに入るとき

車いすはせまいところが苦手なので、ふつうのトイレには入れません。車いすに座ったままだとできないですね。車いすの人がトイレを利用するにはどうすればいいか、どんなトイレが必要か考えてみましょう。

車いすで電車を使って移動するとき

駅の中、電車の中、電車から乗り降りする時に不便なことがたくさんあります。駅の中はどうしても階段の上り下りが多くなります。車両の乗降口とホームの間には、すき間や段差があります。

車いすで買い物をするとき

買い物カゴはどうするか、商品を取る時はどうするか、想像してみましょう。車いすの人は高いところや低いところの物を取るのが苦手です。店内の通路やレジの高さなど、買い物をする時には不便なことがあります。

食事をするとき手が動かせなかったら

食事をする時に手が動かせなかったら、どうやって食べればいいでしょうか。食事をする時、はしと茶わんは左右の手で持ちながら、食べていますね。片方の手だけでうまく食べられるでしょうか。指先をうまく動かせない人は、スプーンを使って食べたりします。