手話を使ってみよう

手話は音声のない見る言語です。テレビのニュースやドラマで手話を見たことがある人はいるでしょう。
でも、手話は耳の聞こえない人だけのものって思っていませんか。みなさんも、友だちや家族と話すとき、表情や身ぶりも使っているはずです。あやまる時に手を合わせたり、さようならと手をふったりしながら言葉を交わしています。野球ではチームサインで味方に作戦を知らせたり、友だちとジェスチャーで合図を送ったりします。
手話は耳の聞こえない人たちが手や体の動きを使ってコミュニケーションできるようにしたものです。簡単な手話を覚えると交流の輪も広がります。いっしょに手話を使ってみませんか。

制作協力:石川県聴覚障害者センター
石川県立ろう学校

手話を使ってみよう

①手話ってみんな同じ?

手話にはいくつかの種類がありますが、耳の聞こえない人の間でよく使われているのは「日本手話」で、日本語とちがう独自の言語です。言葉にはいろんな方言があるように、手話も地方によって方言があります。外国でも手話は使われていますが、それぞれの国でちがう手話が使われています。

②手話は手だけ使うの?

手話は手や体の動きを使って目で見る言葉です。手や体の表現だけでなく、表情も大事です。うれしい気持ちを伝えるときは笑顔で、悲しいときはショボンとした顔で感情を伝えます。首をふったりうなずいたり、口や目の動きも手話で伝えるための大切な表現です。