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第9回 いしかわエコデザイン賞 2019



 令和元年8月25日(日) 9時30分から「いしかわ環境フェア2019」内のステージにて、公開プレゼンテーションを実施します。

■ 応募製品・サービスの紹介


 書類による一次審査を通過した応募製品・サービスの紹介ポスターとアピールポイントを掲載しています。
 紹介ポスターは、表示に時間がかかる場合があります。

領域 応募製品・サービス名 応募者 状況
アピールポイント
製品
1
地場産材活用型金融店舗(木造CLT工法・地方創生モデル) 株式会社髙屋設計 環境デザインルーム 発売済
2018年6月
 本建物は地域の信用金庫として加賀市大聖寺に計画し、2018年6月に竣工しました。構造は木造CLT工法によるもので、日本では2016年4月からスタートした新しい木質系材料です。
 ・森林資源と山の保全:全国の森林組合及び森林資源に関わる人材の育成、そして国内の木材需要に結びつきます。また、そのことは国の進めている森林資源の活用や土砂災害を防ぐことに繋がります。
 ・地場産材活用:本建物は加賀の地場産材を活用した木造金融店舗を提案し、計画を進めました。また、杉材の伐採地からCLTの加工工場、建設地までの距離が30km圏内であることは輸送コストCO2削減につながっています。
 ・サスティナブルデザイン:大聖寺の町並みに合わせた木造集成材による意匠計画の建物は、周辺
住民に愛され続けることで、長寿命に繋がります。
 このような好循環が生まれ、地域が元気になってゆくと考えられ、金融機関店舗の地方創生モデルになると考えます。
製品
2
白山ゲビンデ アロマの里@獅子吼 発売済
2019年2月
 自然豊かな里山の恵みを楽しみ、未来に育むには…をコンセプトに。
 製品の原材料となるラベンダーとコキアは、獅子吼の不耕作田を活用した栽培で、里地の棚田に美しい景観がうまれました。ラベンダーからは香り成分である精油を製造し、コキアの紅葉は里山の景観をより美しく引き立ててくれます。収穫したコキアをほうきに設えて白山麓の樹木の実を装
飾すると「飾りほうき」になります。人気の高いラベンダーの精油を忍ばせて、香りのインテリア雑貨として利用していただけます。素朴で愛らしい木の実をあしらったコキアの「飾りほうき」はラベンダーの香りとともに、豊かな自然への感謝と里山への関心を高めていただけるのではないでしょうか。
製品
3
能登牡蠣コンフィ 能登鹿北商工会 青年部 発売済
2019年2月
 能登中島産の能登牡蠣を香草と共にオイルに漬け込みました。濃厚な牡蠣の旨味と蓋を開けた瞬間から上品に薫るオイルとの味わいは絶品です。
 能登牡蠣はブランドとして人気が高まっています。しかし、能登牡蠣を使った商品はその場で召し上がるものがほとんどでした。その能登牡蠣を年間通して味わえる価値を提供します。
 そして青年部では、育成している牡蠣に必要な環境を整えるべく、里山保全活動(活動名:もりうみの木)に取り組んでいます。
 (1) 広葉樹植林にて育む山水は、七尾湾に生育する植物性プランクトンを豊かにすることから、中島地区自治会とも協力し再生事業に努めています。
 (2) 廃材のカキ貝殻を肥料化することにより、能登野菜(中島菜)育成の土壌を整える環境循環型事業も行っています。
 能登牡蠣を通して、海・山・人が継いでゆく背景には、今後将来一人でも多くの子供たちが安心して里に戻って来ることができる環境づくりを目的としています。
製品
4
紙ストロー「Choose」 株式会社ホクビ 発売済
2019年7月
 人と環境にやさしい高品質紙ストロー「Choose」は、原料の紙や糊、製造方法にとことんこだわり、食品衛生法に基づく検査をすべてクリア、高い耐久性とシチュエーションごとに選べる豊富なデザインが特徴の画期的なストローです。すべて国内のクリーンルームでプリント。独自の印刷技術(特許出願済)を開発し、飲み物にインク等が溶け出す心配はありません。また、オリジナルデザインやコーポレートとロゴも500 本から印刷することができ、コーポレートイメージの向上に貢献します。
 私たち1 人1 人が日常を見つめ直し、小さな「選択」を重ねることできっと地球の未来を守れるはず。そんな環境との関わり方を考える「選択」をストローから始めませんか?
製品
5
こども園の給食からうまれた無添加食品「のとふり」 株式会社ミナトフーズ 発売済
2017年9月
 「のとふり」は、給食ダシ残渣(昆布・かつお節)と能登産野菜(廃棄・規格外)を乾燥・粉砕・混合した、「給食現場」と「生産農家」のもったいないを融合した無添加食品です。
 給食で出るダシ残渣は1ヶ月で約30~50 ㎏になり、これまで廃棄していました。しかし、これらダシ残渣には従来栄養素の約60~70%が残ったままです。ダシ原料である昆布や鰹は近年、資源量が著しく減少し、価格も高騰しています。また、給食野菜を納品していただいている地域の若手農家では、やむなく廃棄する野菜が多い時には数トン単位の時もあるそうです。給食調理員達の給食現場の残渣(-)と生産農家の廃棄(-)をなんとかしたいとの想いからうまれました。
 こうしたもったいないを掛け合わせることで、給食現場のゴミ減量や能登産野菜の有効活用とともに、食育においても「地産地消」を行うことで、食料生産から加工・流通、消費されていく過程を身近に学ぶ機会に繋がります。
製品
6
アニマルライト 株式会社イケガミ 発売済
2017年4月
 近年、イノシシやシカ等の野生動物の増加に伴い、山間部の自然環境のバランスが崩れているだけでなく、野生動物が人里に出てきて農作物に危害を加えるなど問題となっています。当社は、ロードサービスを手掛けていますが、車にひかれて道路で死んでいる野生動物を数多く見てきました。野生動物による田畑荒らしを防ぐだけでなく、動物自体が道路で被害に遭わないようにできないか、と常々思っていました。
 野生動物の色覚に直接働きかけて効果的に忌避させることができないか考え、夜行性動物が青色の光を嫌がるという特性に着目し、小型ライトを商品化しました。ライトには青色LED を用い、太陽光パネルで昼間に発電し、リチウム電池に蓄電。あたりが暗くなると、自動で点灯し、数時間にわたって点滅します。
 「アニマルライト」は、動物の道路への飛び出しを防ぐ効果を期待した生態系に配慮したエコ商品です。人と野生動物が共存するための一助となれば幸いです。
製品
7
竹葉 能登牛純米 数馬酒造株式会社 発売済
2018年3月
 能登にある製造業・農家・畜産業が互いの副産物をシェアし、地域産品である「能登牛」に合わせるために造った能登牛専用酒です。
 農家が玄米を納品する際に発生する籾殻を能登牛の糞と混ぜ堆肥とし農地で再活用し、玄米は精米し、お酒の原材料として使用します。また、精米時に発生する米粉は能登牛の餌として活用しております。
 互いの生産活動から生じる副産物は安価で流通させていたり、廃棄したりしていましたが産業連携により、能登で循環させました。
製品
8
FITTO アクティブ バッグ 株式会社 縁Eternity
金澤広坂「春勢」
発売済
2017年9月
 「ゴム入り細幅織物の端材が沢山あるから、何か作れないか。」と持ち掛けられ、規格外のゴムを使って、バッグを作ってみたのが商品化のきっかけ。最大幅が10 ㎝と限られている伸びる織物ですが、つなぎ合わせる部分をアクセントとしてデザインしました。
 衣類資材として生産ロットが千メートル単位となり、多色展開が難しく黒単色の素材ですが、繋ぎのバインダーを目立たせることで商品としての魅力としました。
 石川県はゴム入り細幅織物の生産が日本一でスポーツウエア等の素材として海外にも多く輸出されていますが、石川県民にもあまり知られていません。
 軽くて丈夫で洗えるFITTOバッグは今までに無い素材感のバッグです。
製品
9
下水道管維持補修用ロボット「スーパーミニモグ穿孔機」 株式会社北菱 試作段階
2019年10月発売見込
 国内の下水道普及率は78%に達しているが、その大半が高度成長期のインフラ整備によるものであり、下水道管の老朽化に起因した道路陥没が発生する等、その対策が急務となっている。しかし、地中に網目状に埋設された下水道管の劣化状態の把握には、多大な時間と労力を要するため、現在は専用ロボットを用いてのカメラ調査や改修が一般的となっている。
 下水道管維持補修用の専用ロボットである「スーパーミニモグ穿孔機」は、マンホールから挿入し、地上からの遠隔操作により、下水道管内の亀裂による土砂流入や木の根の入り込み等の管内部の異物除去や清掃を行うことが可能となる。また、老朽化した既設管の内側に特殊な樹脂膜を被覆し補強する工法では、各家庭からの流入管(分岐管)との接続口が塞がれてしまうため、本製品により新しい孔を開け、拡げることができる。
 「スーパーミニモグ穿孔機」は国内の持続的な下水道機能の確保に貢献するだけなく、社会インフラの老朽化が深刻な東南アジアの途上国への展開も予定している。
サービス
1
サスティナブルコーヒーから広がるエコアクション キャラバンサライ株式会社 提供済
2019年5月
 コーヒーが美味しくあり続けるために、生産者・消費者がそれぞれの立場で持続的なエコ行動が必要となります。その橋渡しとして、キャラバンサライがサスティナブルコーヒーを中心に様々な提案をいたします。
 今年で創業40年となる当社は、中核事業であるコーヒー豆販売事業のサスティナビリティを推進するSDGs宣言をしました。美味しいだけでなく、安心・安全・安定したコーヒーを生産者情報とともに提供いたします。加えて、関連するサスティナブル製品やサービス等を地域のお客様にご案内し、日常的に楽しんでいただくことで、エコにつながり広がる効果が期待できます。
 本件は循環型社会に向けてコーヒーでできる身近なエコ活動です。コーヒー生産国から石川まで持続可能な活動を地域のコーヒーショップとして貢献いたします。
サービス
2
椅子再生工場の挑戦 株式会社エフラボ 提供済
2014年2月頃
 私達は椅子やソファの張替・修理を専門に行う「椅子再生工場」です。壊れたり古くなったりした椅子やソファを生まれ変わらせ、お客様の元へとお返ししています。修理することで、愛着のある椅子やソファを更に長く使っていただくことができ、新品を購入するよりも安いというメリットがあります。
 社会における企業責任を果たしつつ循環型社会を目指すための新たな視点として、5年ほど前から「捨てない時代」を提案し「修理して使う」ことの価値を更に広めるべく、これまであまり接点のなかった超高級ホテルや有名ホールなど、社会的インパクトが大きいと思われる施設に営業に出向いています。
 テレビ取材や営業の成果もあり、このような大きな現場の仕事を任せていただけるようになってきました。今後はその知名度を活かし、より広い客層にむけて直接アピールすべく、ネット販売等を手掛けていければと考えています。
サービス
3
“揚げ浜塩”主軸のエコデザイン 株式会社Ante 提供済
2014年8月
 珠洲市の伝統技法による塩づくりを中心に「“揚げ浜塩”主軸のエコデザイン」を設計。
 伝統的な揚げ浜式製塩法による製塩事業では、煎ごうに能登の森林の間伐材のみを塩木に活用している。これにより大気汚染防止に寄与しCO2削減に繋げる。特に今問題の、海のマイクロプラスチック汚染問題に真摯に取り組み、除去を行っている。このようにして里山里海の保全を積極的に行い、塩を使った商品開発だけでなく、製塩の際に副産物として発生する苦汁や草木灰を商品開発につなげた取り組みも行う。これこそSDGs(「地域をプラス成長にもっていき、持続可能な開発目標を掲げる」という理念)に通じるものと考える。
 今年度は、新商品開発のみならず、主婦や小規模団体を対象に塩を使った料理教室等の体験を通じ 「“揚げ浜塩”主軸のエコデザイン」や揚げ浜式製塩法の歴史等を伝える啓蒙事業を行い、活動を発展させていきたい。
サービス
4
能登うなぎ 有限会社ティ・エス・ピィ 提供済
2017年11月
 資源が枯渇するのではないかと近年騒がれているウナギ。石川県でウナギの養殖ができないものか、日本の食文化を守れないものかと考えていた。2017 年から志賀町にて、ニホンウナギではなく、比較的資源豊富なビカーラ種を用いて、完全循環型の無投薬養殖に取り組んでいる。水質を安定させるために、七尾湾の牡蠣殻を活用。冬場の室内温度調節には能登の間伐材や廃材を燃料に使用。養殖場からの排出水は下水道接続するなど、環境に配慮した養殖方法を取り入れている。
 他の地域にはない安全なおいしいウナギを生産し、能登の活性化に尽力したいと考えている。
サービス
5
うるしろうそく 株式会社高澤商店 提供済
2015年6月
 「うるしろうそく」は、輪島の漆の木の実から採れたロウだけを使った和ろうそくです。漆の木は、植林してから15年ほど経たないと塗り物に使うウルシは採取できないが、木の実は毎年収穫することができます。この木の実からロウを絞りろうそくを作り販売することで、同じ能登での伝統工芸同士が協力できるのではないかと考えました。
 私たちは木の実の収穫分を毎年全て購入することで、漆の木のお世話をする方を応援し、この取り組みをろうそくの購入者に伝えることで、能登の里山を身近に感じてもらうことに繋がっています。
サービス
6
焼却排熱を利用した地域との交流 環境開発株式会社 提供済
2018年6月
 当社は、金沢市の郊外で焼却処理を中心とした、廃棄物の適正処理とリサイクルをしている会社です。廃棄物の処理は、公共性が高く、世の中にはなくてはならない仕事ですが、近隣にお住いの住民の方々との共存には多くの課題解決が必要な事業です。一方で、当社の工場周辺には、過疎化の進んだ地域が多く、地元の方々は何とか故郷を守ろうと必死で努力をされています。そこで、地域の方々の生きがいと、地域との共存を目指し、焼却炉の排熱を利用したトマト栽培を始めました。地域との交流を目的に小さな一歩として共同作業をスタートしました。
サービス
7
SMT(Smart Management Technology)クラウドサービス 三谷産業株式会社 提供済
2019年4月
 大量のサーバを稼働させるデータセンターでは、サーバを24時間365日安定稼働させる為に、サーバ冷却用に複数の空調機が稼働しており多大な電力を消費しています。
 データセンターの施設管理者は、空調機の電力消費を極力抑えてサーバを冷却するように、経験に頼った空調機運転制御を手動で実施しています。経験による制御が必ずしも最適な制御になっていないことや、24時間リアルタイムのきめ細やかな運転制御まで出来ないことから、安全を見て必要以上に冷やす制御となっており、エネルギーロスが発生しています。
 SMT(Smart Management Technology)クラウドサービスでは、IoTセンサー、AIサーバ、ネットワークの活用により、施設管理者の経験に頼ることなく、24時間365日リアルタイムできめ細やかな空調機運転制御をクラウドで行うことで、エネルギーロスをなくすことが出来ます。空調機器の性能、施設の規模によって異なりますが、最大で25%程度の空調機使用電力の削減効果が得られます。
 また、施設管理者の室温測定等の一連の温度管理業務を大幅に削減することが出来ます。
サービス
8
超小型電気自動車レンタルサービス「温モビ」 かがEV推進協議会 提供済
2015年9月
 「温モビ」は、新しい乗り物として注目されている二人乗り電気自動車“超小型モビリティ”のレンタルサービスです。超小型モビリティのエネルギー消費量はガソリン車の1/6(ハイブリッド車の1/2)。もちろん、電気自動車なので走行時のCO2排出はゼロ。かつてないコンパクトさで、加賀の自然溢れる海辺や山道から、まちなかの細い道まで、快適に走行できます。また、徒歩や自転車よりも遠くへ、公共交通網よりも自由度が高く、人にも自然にも優しい乗り物です。
 加賀温泉郷は15km圏内に3つの温泉地、城下町、宿場町、漁港の6つのエリアに分けられ、それぞれが特徴あるまちになっています。自転車では遠い、レンタカーでは大げさという交通の悩みを解決してくれ、また各エリアを繋ぐ足として、安全かつ安心して回遊できるツールとして、これまでの既存の交通とはひと味もふた味も違う交通手段です。
 「温モビ」は多様で軽やかな加賀温泉郷での楽しみ方を提案しています。

 ※「アピールポイント」の記載は応募申込書の内容を転記したものであり、事務局は内容の適正を確認しておりません。


問い合わせ先

石川県生活環境部温暖化・里山対策室

〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地
 TEL 076-225-1462 FAX 076-225-1479  E-mail:ontai@pref.ishikawa.lg.jp

公益社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議
(県民エコステーション)

〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地
 TEL 076-266-0881 FAX 076-266-0882 E-mail:info@eco-partner.net