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第3回 いしかわエコデザイン賞 2013

第3回 いしかわエコデザイン賞 2013 受賞製品・サービス

いしかわエコデザイン賞 2013は、製品領域8者、サービス領域5者が受賞されました。

受賞製品・サービスについて紹介している「ポスター」をPDFで掲載しています。
各ポスターはPDFファイルで、ファイルの大きさは1~2メガバイトですので、表示に時間がかかる場合があります。

【製品領域】8件(うち特別賞7件)

受賞製品名 受賞者 審査委員コメント
特別賞
大賞
能登珪藻土ピザ窯 「Dogama K2 (ドガーマ ケーツー)」 能登珪藻土研究会 能登珪藻土という地元の資源を活用し、地元企業などが自ら企画、製品化して発信していく取組が高く評価できます。
熱を保つ能力が高い珪藻土の特性を十二分に活かした構造として、短時間で調理でき、かつ耐水性にも優れたものとして、機能性を高いレベルまで追求しています。
美術大学の学生とコラボして、珪藻土という和風の素材から欧風のピザ釜を作るという新しい着眼もすばらしく、意匠的にも和のテイスト(七輪の帯のイメージ)を残していることも特長です。
ピザの本場であるイタリアへの進出に向けて、ぜひ頑張って欲しいと思います。
特別賞
金賞
和紙織り込み素材「Nekiro(ネキ~ロ)」 オリケン株式会社 この素材は、肌触りも良く、軽量で、夏は涼しく、冬は暖かく、といった機能性に優れるもので、日本の季候・風土に適した繊維製品として高く評価できます。
繊維立県の石川において、製品づくりもきちんとしており、単価も安く抑えていて、今後、いろいろな製品への展開に期待がもてるものです。
特別賞
低炭素賞
屋上自然力応用遮熱シート「冷えルーフ」 株式会社サワヤ 多くの再生事業を展開する環境ビジネス企業による、消費エネルギーを減らせる製品です。
コンクリート屋根には施工できないものの、工場などで一般的な金属製折板屋根に施工すると空調に係るエネルギーを減らすことができます。このため、国内のみならず海外での施工実績も多く、今後、低炭素社会に向けて需要の高まりが期待される製品です。
さらに、遮熱性能に加えて防音性能にも優れており、施工時間も短く、足場も不要、景観に影響を与えないことも評価できる点です。
特別賞
低炭素賞
Paper Tube Eco System(紙管と膜天井によるエコシステム) 株式会社髙屋設計環境デザインルーム 紙管はライフサイクルアセスメント(LCA)として環境に優しく、安価で、断熱性や強度も優れる特性がありますが、芯以外にあまり用途がありませんでした。
本製品は、デザイン性と機能性を合わせ持つ紙管の新たな活用法の提案として、低炭素の建築物の可能性を広げる試みであると評価できます。
特別賞
研究奨励賞
磁歪材料を用いた振動発電技術 金沢大学 知能電気機器研究室 振動発電の技術は広く認知されており、独自の技術ではないものの、様々な工夫により、小型で高効率の発電としていることを評価します。
この技術が様々な場所で使われるよう、将来に向けて期待します。
特別賞
研究奨励賞
紙等の蜂の巣状(ハニカム)の板に珪藻土を薄く塗布した消臭板 桐山 晶浩 / 株式会社宝文堂 地元の資源に着目し、消臭板としての活用を模索されている姿勢を評価します。
現在は、製品化に向けた課題も多く、市場に出るまでに時間がかかることが想定されますが、今後のビジネス展開によっては幅広い分野での使用の可能性もあり、小企業(個人)発の環境ビジネス発展を期待します。
特別賞
フューチャー賞
高耐久性漆と洗浄機対応漆器 有限会社能作うるし店 業務用も含め、漆器の使用が少ない中、現代社会の仕様に合わせた漆器開発を進めていることが評価できます。
県工業試験場では、より良い製品(ナノ漆)開発を続けており、現在単価がやや高いという弱点の改善も期待したいです。
輪島など能登では、漆の木の植林活動も進められていて、今後、石川の漆の活用に対する取組の広がりを期待します。
入賞 「らぶ・あ〜す」商品群
(熱可塑性バイオマス樹脂使用)椀/丼/皿/盆 等
「エコ・ア〜ス」商品群 (熱硬化性バイオマス樹脂使用)箸/My箸 等
株式会社ウチキ 生分解性の木地等を用いた食器など、環境に優しい製品開発の姿勢を評価します。
販売実績もあり、今後、新たな製品開発を期待します。

【サービス領域】5件(うち特別賞4件)

受賞サービス名 受賞者 審査委員コメント
特別賞
大賞
能登で獲れたふぐを素材とした商品開発と地域振興 能登ふぐ事業協同組合 「ゴマフグ」や「マフグ」など価値が低いとされていた多様な種のふぐを用い、値頃感のある料理メニューや商品開発を通して観光客を呼び込む等、新たな能登の魅力を創出し、里海の振興につながる取組です。
加工向けや県外への出荷が多かった能登周辺の沖で獲れたふぐ類の地産地消を推進・拡大することにより、遠隔地への輸送エネルギーも削減できます。
器に九谷焼や輪島塗を用いるなどの工夫により、石川らしさを付加しての情報発信に期待します。
特別賞
金賞
九谷和グラスの接合技術でグラス再生 清峰堂株式会社 ガラスは割れると捨てられるもの、というイメージを覆す画期的な取組です。
漆器は修理(塗り直し)が可能なものも多く、「伝統産業として長く伝わるものは、使いすてではなく、大事に物を長く使う」という石川の良き文化を改めて考え直すものです。
修理・メンテナンスできるようにすると、生涯使用のコストとしては逆に安くなることもあり、九谷焼の台座とグラス部の組み合わせにより多様なバリエーションを可能としている点も高く評価できます。
特別賞
里山里海賞
鳥越 渡津蛍米 おおた農場 蛍の舞う里山での米作りを目指し、長きにわたり、努力されている取組を評価します。
カメムシの生態に併せて稲を育てることにより、農薬の量を減らすなど、他にはない工夫で非常に美味しい米を作っており、有名ホテル・旅館での納入実績もあります。
今後は、地域の方と広く連携するなど、地元全体での取組に発展することを期待します。
特別賞
資源循環賞
薄剥板花材・R積層経木(サリー)を用いたオブジェ 株式会社家村商店 廃棄されていた木材の活用と、華道という全く異なる分野をコラボし、資源循環の新たな分野を開拓したことを高く評価します。
今後起業を考える方に対し、異種業種を組み合わせることによる可能性を示唆する良い事例だと思います。
必ずしも大規模な事業にはならないかもしれませんが、能登発で、未利用の資源を活用して高付加価値のある製品を創る地域おこしにつながることを期待します。
入賞 特産野菜「湯涌かぶら」を通じた里山保全と湯涌地区の活性化 湯涌かぶら利用拡大協議会 里山の耕作放棄地の活用とともに、忘れられていた「湯涌かぶら」の栽培と商品開発を進め、地域おこしに活かしていこうとの姿勢を高く評価します。
今後、地区全体で取組を広げられ、湯涌地区の観光促進に貢献するとともに、「湯涌かぶら」の魅力を全国に発信されるよう期待します。



問い合わせ先

【石川県生活環境部温暖化・里山対策室】

〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 TEL 076-225-1462 FAX 076-225-1479
E-mail:ontai@pref.ishikawa.lg.jp

【公益社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議(県民エコステーション)】

〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地 TEL 076-266-0881 FAX 076-266-0882
E-mail:info@eco-partner.net
























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