石川県立高松病院 精神科

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蔦

院長のごあいさつ

病院長 北村 立 病院長 北村 立

石川県立高松病院のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

当院は精神保健福祉法に規定された設置義務に基づいて石川県が設置している精神科病院です。昭和41年に開設し50年余の歴史を重ねました。病床数はすべて精神科病床で400床(スーパー救急病棟44床、急性期治療病棟50床、認知症治療病棟50床を含む)、30年4月5日現在の常勤医師数は15人、その他の職員数は256人です。石川県精神科救急システムの基幹病院として365日24時間体制で救急患者を受け入れており、また石川県認知症疾患医療センターを併設し、県の認知症医療の中心的存在として活動しています。高齢社会の進展に伴い、生活機能を重視し、地域のケアマネジャー等との連携や訪問看護により認知症の人と家族の生活を支えていく我々の認知症医療のノウハウは、精神科に限らず地域包括医療システムのモデルになると自負しております。

さて、医療の効率化が叫ばれる昨今ですが、精神科医療は効率的に行われるべきものでしょうか。スーパー救急病棟では入院期間の短さが話題になりますが、それよりもしっかりと疾病教育を行い、再入院を防ぐことが重要だと考えます。当院では、成年期に至った発達障害の人や、いわゆる「重度かつ慢性」と呼ばれる難治性の精神障害の人にも、じっくりと時間をかけて丁寧に関わり、退院支援や地域生活定着支援を行っています。不安障害やうつ病の慢性化した人には、薬ばかりに頼らない生活改善療法を試みています。

我々は県立の精神科病院として、県民のあらゆる精神科ニーズに応えなければなりません。最近、精神疾患は軽症化していると言われますが、その分すそ野が広がっているとも言えます。社会人になってから発覚するような発達障害、産後のうつ病、アルコール以外の薬物やギャンブル依存など、我々が取り組むべき課題は多岐に渡ります。石川県第7次医療計画で、当院は「依存症」、「児童・思春期精神疾患」、「老年期精神疾患」の県拠点病院に指定されました。またこの4月より、産後うつ病を対象にした「女性外来」を開設することにしました。さらに、このような多様なニーズに応えるため、老朽化した外来診療棟の改築も計画しております。

高い診療レベルを得るには日々研究的な視点で臨床にあたることが重要です。臨床研究、看護研究など、当院の研究マインドは高いと自負しております。地方の単科精神科病院でありながら、インパクトファクターの高い英文雑誌にも論文が掲載されています。また、日本精神神経学会、日本認知症学会、日本老年精神医学会の認定研修施設であり、この4月からの新専門医制度においては当院自身が基幹病院であると同時に金沢大学、金沢医科大学の連携病院となっています。今年度は金沢大学から2人の専攻医が派遣されました。

石川県の精神科医療の中核的役割を果たすために、時代と共に変化する幅広い精神科医療へのニーズに応えていかなければならないと考えています。職員一同、日々努力して参りますので、みなさまのより一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成30年4月 石川県立高松病院 病院長  北村 立