コミュニケーションがとれないと
困ることを考えてみよう。

会話のやりとりができないと、相手も困ってしまい、話したくないと思うかもしれません。人は社会の中で、いろんな人とかかわりを持ち、助け合いながら生きています。人とのかかわりの中で最も大事なことが、自分の考えや気持ちを相手と伝え合うコミュニケーションです。まわりの人とコミュニケーションがとれないと、どんな気持ちになるか想像してみましょう。

友だちどうしで会話をするとき

話のやりとりについていけずに、一人だけ仲間はずれになることはないでしょうか。本当は仲良く友だちの輪の中に入りたいです。

学校の授業を受けているとき

先生の質問にどうすればいいか困っています。話を理解できない、答えを頭の中で整理できない、自分の考えを伝えられない、いろんな事情があるのかもしれません。みんなの前で発表するのは不安と緊張(きんちょう)もありますね。

スポーツや部活動をするとき

スポーツには、野球やサッカー、バスケットボールなどいろんな団体競技があります。チームの中でポジションを決め、作戦を考えるなかでもコミュニケーションは不可欠です。スポーツには人のつながりを強くする力があります。

お店で買い物をするとき

欲しいものが見つからないけれど、お店の人に聞く勇気がありません。話したことのない人には、どう反応されるか分からず、緊張(きんちょう)するため、かかわりをさけてしまいがちです。

電話をするとき

電話は相手の顔が見えず、感情が分かりづらいので、コミュニケーションが難しいことがあります。発音がうまくできず話すことが苦手な人や、会話の流れが分からず一方的に話し続けてしまう人もいます。