発達障害は、一つのことに注意が続かないために、片づけが苦手だったり、忘れものが多かったりします。じっとしていられない、動きまわる、こだわりが強いなどの症状（しょうじょう）もあります。Ｂの内部障害は心臓や肺など体の中の障害です。Ｃの視覚障害は目の障害です。

療育（りょういく）手帳は、知的な障害がある人のための手帳で、バスの運賃や入場料の割引を受けたりすることができます。障害者手帳には、ほかに身体障害者と精神障害者のための手帳があり全部で３種類です。

会話をすることが難しい人とコミュニケーションをとるために、イラストや文字を指さしながら、意思や気持ちを伝え合います。コミュニケーションボードは、交番、駅、病院、ホテルなど、その場所で使われる会話の内容に合わせて作られています。

発達障害は、生まれつきの脳のはたらき方で症状（しょうじょう）がでます。成長のなかで症状が変化することもありますが、親の育て方や本人の努力では難しいことがあります。発達障害があっても、本人や家族が気づかないことも多いです。男女で比べると男の子の発達障害が多いと言われています。

話を聞いて理解することが難しい人は、頭の中の整理に時間がかかるので、ゆっくりと、短く、はっきりと話すようにするとよいです。例えば、机と同じ大きさとか１ｍくらいと具体的に表現すると分かりやすいです。伝えたいことを簡単にメモでまとめることもよい方法です。