築城の知恵

礎石(そせき)

礎石イメージ

 礎石と柱の間に鉛板が敷かれています。これは、礎石と柱との間の隙間の微調整のために置かれており、鉛板は柔らかいので、その僅かな隙間を密着させてくれ、礎石に均等に重量がかかるようにします。さらに、梅雨時など湿気の多い時期に礎石には湿気がたまりますが、その湿気から柱を守るためでもあるのです。礎石に挿してあるシャフトは柱等を固定するためのボルトで、錆びないステンレスを使用しています。