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第12回 いしかわエコデザイン賞2022



 2022年(令和4年)11月18日(金)、いしかわエコデザイン賞2022の受賞製品・サービスを決定しました。

■ 受賞製品・サービス


 受賞製品・サービスの紹介ポスターを掲載しています。
 紹介ポスターは、表示に時間がかかる場合があります。

<製品領域:9件>


受賞製品名 受賞者
審査委員コメント
大 賞 のとジン NTG
 里山で消費されないユズやカヤ、間伐作業で出るクロモジや月桂樹など、単体では製品になりえない地域資源を組み合わせて、ジンにすることで、ビジネスとして成立させていることが評価できます。また、ボトルラベルの色合い・グラフィックが地元能登を美しくイメージさせています。
金 賞 ひのきのぷら 弁当箱シリーズ 株式会社たつみや
  ヒノキの製材時に出る木くずを含んだバイオプラスチックを使い、プラスチックの使用量を抑えた製品です。あえて塗装せず素地そのままにして、シンプルなデザインや質感のよさを見える化している挑戦的な取り組みです。また、パッケージのデザインで、環境に優しい商品をPRし啓発している点も評価できます。
銀 賞 牡蠣ペースト 株式会社o.f.s.
 能登七尾湾の美味しい牡蠣を無駄なく使い切り、規格外やB級品をアップサイクルし、いろいろな料理に気軽にアレンジして楽しめる製品です。また、出荷できない水産物を活用するという地域の課題に、試行錯誤して取り組んだ好事例です。
銅 賞 くまはぎの薪 株式会社桑木
 くまはぎ被害や林業のことについて、薪の箱のイラスト、WEB、SNS等で工夫して啓発していることが評価できます。売上の一部を里山整備に使用し、割高でも、自然好きのソロキャンパー等を販売ターゲットにすることで、森林保全に貢献する人を増やしていく点もよいアプローチです。
低炭素賞 みつろうラップ ロゼッタワークス株式会社
 天然由来100%で繰り返し使えるラップで、普段使いで脱石油・脱プラに貢献できる環境にやさしい商品です。加賀友禅の技法で作るみつろうラップキットの販売もユニークな試みです。
里山里海賞 加藤手織牛首つむぎ 加藤手織牛首つむぎ
 蚕が作る繭から製糸し手織りする製造方法そのものがエコです。未利用端材を、試行錯誤して、外観の色彩や素材感の美しさを見せた小物に製品化しています。伝統的な牛首つむぎを手軽に持てるのも魅力的です。
資源循環賞 INAHO Sake Lees –イナホサケレス- 合同会社YOU
 使われない酒粕を有効利用したコスメです。廃棄される酒粕を何とかしたいという酒蔵の思いなどから商品が発売されている点がSDGsらしいです。パッケージの素材にサトウキビの搾りかすを用いている点もエコです。
パブリシティ賞 金箔の小枝入りソーラーランプ 株式会社エイチツーオー
 アフリカでフェアトレードによって作られたソーラーランプに、石川県の金箔を組み合わせた、エシカルでアーティスティックな製品です。また、ソーラーランプや小枝が脱炭素や里山保護を啓発している点も評価できます。
フューチャー賞 コーヒーあぶらとり紙 箔一産業株式会社
 石川県で消費が多いコーヒーの捨てられる豆皮を紙に漉き込む発想が斬新です。今後、商品開発されて、コーヒー豆皮の消臭効果を利用するなどして、あぶらとり紙の可能性が広がることを期待します。

<サービス領域:7件>


受賞サービス名 受賞者
審査委員コメント
大 賞 改質水と抗火石の高速木材乾燥技術 woodbe フルタニランバー株式会社
 木材の重要な製造工程である「乾燥」において、木材の特性を保持しながら乾燥期間を短縮できる優れた技術です。また、林業活性化やカーボンニュートラルの大きな役割を担う国産材の利用を促進させていく期待の技術です。
金 賞 牛の胃の微生物を使用した再生可能メタン発酵システム×防災ビール 石川県公立大学法人
石川県立大学
 牛の胃にいるメタン発酵する菌を利用した化石燃料を用いないエネルギー生産システムです。非常時に地域で使えるオンサイト型という点も評価できます。また、防災ビールと名付けたビールによって取り組みを見える化している点がユニークです。
銀 賞 地域に眠る木材や建具を再活用した家具や空間の製作 Suzu Woodworking Studio
 地元木材や古材、古い建具など地域にあるものを活用することは現代において大切な発想です。地元の古材を再活用して作ったカフェは地元民がほっこりできそうです。今後、地元の素材を活用する大切さについてSNSやちらし等で社会に発信していくことを期待します。
銅 賞 Re Earth casita 地球を再生する家 ハチドリソーラー(株) 
ラクラス(株)
 環境にとっても入居者にとっても嬉しいサービスです。太陽光発電した電気を個々で消費でき、送電ロスが少なく、さらには入居者の利益にもなるといった経済的にも社会的にもユニークな取り組みです。
資源循環賞 パソクル 株式会社DREAM WORKS
 買い替え等で多く廃棄されるパソコンのリユースに加え、児童養護施設へ寄付するという仕組みが評価できます。ITが進んでいる中、アフターメンテナンスを含め地域密着型でリサイクルを回すとともに、子どもたちがパソコンで勉強できる環境もつくるよい取り組みです。
資源循環賞 九谷焼SDGsシリーズ 清峰堂株式会社
 加工機等を導入し、破損したワイングラスを九谷焼磁器で新しいワイングラスにすることを可能にして、廃棄ガラスを最小限に減らす点が評価できます。良い品を永く使いたいというニーズに応えるとともに、九谷焼で高級感溢れるグラスに再生する取り組みです。
パブリシティ賞 脱炭素とレジリエンス強化を同時実現する省エネオフィスビルづくり アール・ビー・コントロールズ株式会社
 太陽光発電、都市ガス、再生可能エネルギー電気を組み合わせて省エネ性を高め、エネルギー源の多重化でレジリエンスを向上させている点が評価できます。ZEB Readyを取得した省エネオフィスビルのよいモデルであり、社会で広まっていくことを期待します。


問い合わせ先

石川県生活環境部温暖化・里山対策室

〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地
 TEL 076-225-1462 FAX 076-225-1479  E-mail:ontai@pref.ishikawa.lg.jp

公益社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議
(県民エコステーション)

〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地
 TEL 076-266-0881 FAX 076-266-0882 E-mail:info@eco-partner.net