今年もいしかわ動物園とコラボレーション展示を行うことになりました!
【前 期】12/14(水)〜28(土) 「九谷焼 干支皿 展」
・個室工房OB(県立九谷焼技術者自立支援工房)、研修所卒業生 出品
・「酉」の干支飾皿10枚、歴代の優秀卒業制作品1点、研修所授業課題の写生画2点、
「トキ」一般公開記念品小皿など
【後 期】1/2(月)〜30(月) 「九谷焼 干支置物 展」
・研修所本科2年生 出品
・同動物園で飼育されているとりをモチーフにした「型おこし成形」で制作した置物
場所:いしかわ動物園(石川県能美市徳山町600番地) ※火曜定休・9:00~16:30・動物園入園料がかかります
URL:http://www.ishikawazoo.jp/topics/index.html
動物園のトリたちとともに、色鮮やかな九谷の「酉」をご高覧ください。
(写真は前期展示作品の一部です。)
11月19日に「いしかわ動物園」ではトキの一般公開が始まり、その記念品として卒業生の堀畑蘭さん(H27年度研究科卒業)が絵皿を制作しました。
記念品制作のきっかけは昨年5月に遡ります。全国植樹祭に併せ、天皇皇后両陛下が当研修所をご視察された際に、堀畑さんはトキの絵付けを披露しました。
当時「春に佐渡島で放鳥されたトキが能登に舞い降りた」というニュースを聞いて、モチーフに選んだそうです。
そして研究科を卒業した今年八月、トキ里山館オープン式典での記念品について、動物園から当研修所に相談があり、堀畑さんに白羽の矢が立ちました。
依頼を受けた堀畑さんは、動物園でトキをスケッチしたり、生態について学んだりしながら、制作に励んだそうです。
制作した記念品は、四季をテーマにしたトキの姿が描かれている4種の小皿です。
こちらの作品は、当研修所のロビー、またはいしかわ動物園(『干支展』12/14(水)〜28(土)限定)にてご覧いただくことができます。
今話題のトキ、九谷焼で楽しんでみませんか?
11月3日(木・祝)文化の日に隣接する九谷焼技術者自立支援工房にて「九谷焼上絵付入門講座」を開催いたしました。
本講座は絵付け初心者の方を対象としたもので、伝統工芸士の指導のもと、5枚のオリジナル絵皿を仕上げていただくという、ボリューム満点の内容です。
皿の絵柄は受講者の皆様それぞれに考えてもらうのですが、季節の草花やペット、漫画のキャラクターの他、知人のお子様が描いた落書きをモチーフにされた方もいて、素敵なアイデアのものばかりでした。
「5枚絵付けするのは大変だったが、やりがいがあった。」
「九谷焼を身近に感じることができた。来年もぜひ受講したい。」
など、受講者の皆様からは嬉しい感想をいただきました。
受講していただいた皆様には、感謝を申し上げます。
またのご参加をお待ちしています。
(本講座は毎年11月に開催しており、いしかわ県民大学校冊子などで受講者を募集しています。)
>>>「九谷陶芸村」HP
11月3日(木・祝)〜6日(日)の4日間、九谷陶芸村にて「第34回九谷陶芸村まつり」が開催されます。九谷団地各店舗でのお買い得市や飲食ブースなどもあり、にぎやかな秋のイベントです。
この期間、九谷焼技術研修所および支援工房九谷でも以下の企画を行います。ぜひお立ち寄りください。
九谷技術研修所でのイベント
九谷焼技術者自立支援工房(支援工房九谷)でのイベント
今月19日(水)から金沢市のデパート“めいてつ・エムザ”にて、研究科の研修生8名による展示即売会を開催いたします。
授業の一環として行われる今展示では、研究科生が作品販売の基礎知識を身につけるため、企画・制作・展示・接客まで全ての過程を経験します。そのため研究科生は、数ヶ月前からずっとこの展示会に向けて制作に励んできました。
会場では、カップやポット、皿、鉢、箸置き、インテリアなどの研究科生のアイデアが詰まったアイテムが皆様をお待ちしています。8名のそれぞれの色にご注目いただければ幸いです。
(期間中は全日研究科生が在廊しています。)
※ 会場風景はこちらをご覧ください→ 九研百科(10月20日掲載)
この度、下記の展示会に当所の所有する講師作品や、歴代卒業制作優秀作品(パーマネントコレクション)などを出品いたします。
広く皆様にご覧いただき、九谷焼の魅力に触れていただければ幸いです。
「九谷焼展」
日 時:9月30日(金)〜11月13日(日)9:30〜17:00(入館は16:30まで)
場 所:身延町なかとみ現代工芸美術館(山梨県南巨摩郡身延町西嶋345 身延町なかとみ和紙の里内) https://www.town.minobu.lg.jp/washi/
入館料:一般500円/大・高校生300円/小・中学生100円
「金沢21世紀工芸祭 工芸回廊」
日 時:2016年10月13日(木)〜16日(日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
場 所:石川県立美術館 広坂別館(金沢市出羽町1-1)
21c-kogei.jp/
入館料:無料
昨日、平成28年度オープンキャンパスを開催いたしました。
県内外から大勢のお客様にお越しいただき大盛況でした。
当日研修生は、窯焚きやロクロ、上絵付の体験コーナーなどで、皆様の体験のお手伝いをさせていただきました。
たくさんのお客様に九谷焼の魅力を伝えることができ、大変嬉しく思っています。
このような機会をくださった来所者の皆様には、心から御礼申し上げます。
これを機に、九谷焼や当研修所に興味を持ってくださる方が少しでも増えれば幸いです。
また、オープンキャンパスは終了いたしましたが、当研修所は随時見学可能となっておりますので、
当研修所に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。(☎︎0761-57-3340:祝日除く月-金8:30-17:00 )
三重県のパラミタミュージアム主催する「第11回パラミタ陶芸大賞展」において、
当研修所の第28期卒業生である牟田陽日氏が大賞を受賞されました。
賞の選考は6月23日からの7月18日の展示期間中に、一般の来館者の投票により決定されました。
今回牟田氏は、有効投票総数2,539票のうち757票を獲得し、見事大賞に輝きました。
一昨年の第9回展における見附正康氏(第11期卒業生)、昨年の第10回展における斎藤まゆ氏(第13期卒業生)に続き、
当研修所の卒業生が3年連続で大賞を受賞する形となりました。
いずれの作家とも、卒業後も個展・公募展などで作品発表を重ね、日々自身の技を磨き、精力的に制作に取り組んでいます。
今後のご活躍にご注目下さい。
会期は残り少ないですが、牟日氏の作品がご覧いただけますので是非お越し下さい。
日 時:6月23日(木)〜7月31日(日)9:30〜17:30(入館は17:00まで)
場 所:paramita museum(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6) http://www.paramitamuseum.com/top.html
入館料:一般1000円(4枚セット券3000円)/大学生800円/高校生500円/中学生以下無料
平成28年5月3日(火・祝)4日(水・祝)5日(木・祝)4、5日は中止となりました
8:30〜19:30 能美市泉台町九谷陶芸村内特設会場
外部リンク >>>http://www.kutani.or.jp/syokumi/maturi/maturi.html
ゴールデンウィークに恒例の「九谷茶碗まつり」が開催されます。
九谷焼技術研修所でも、施設開放やギャラリー展示などを行いますので、
春の陽気のもと、九谷焼を満喫しに九谷陶芸村へぜひお越しください。
4、5日の茶碗まつり中止に伴い、大変申し訳ありませんが、研修所でのイベントも中止させていただくことととなりました。
支援工房九谷のギャラリー彩「九谷焼若手作家作品展」のみ開催しておりますので、ご覧いただけると幸いです。
※まつり期間中は、交通規制により九谷陶芸村・九谷焼技術研修所への車の乗り入れはできません。
会場へお越しの際は、シャトルバスをご利用いただきますようお願い致します。
九谷技術研修所でのイベント
日時:5月3日(火)〜5日(木)9:00〜17:00
場所:九谷焼技術研修所
内容:・平成27年度卒業制作品の展示
・施設見学
・講師作品の展示
支援工房九谷(九谷焼技術者自立支援工房)でのイベント
日時:5月3日(火)〜5日(木)9:00〜17:00
場所:ギャラリー彩
内容:工房利用者者25名による個性あふれるオリジナル作品の展示販売
『手づくり工房市』
日時:5月3日(火)〜5日(木)8:30〜19:30
場所:支援工房九谷内 広場
内容:九谷焼若手作家による作品ブース・対面販売
先月しいのき迎賓館にて開催しました、デザイン支援事業成果品展「進化する九谷 ー創る掌ー」は、大勢のお客様に御来場いただき、大好評のうちに終了しました。
お越しいただきました皆様、この事業を支えてくださっている皆様には心から感謝申し上げます。
また、会期中の会場では、たくさんのお客様にこの成果品展についてのアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
お礼の気持ちを込めまして、ご協力いただいた方の中から3名様に、デザイン支援事業受講者の作品をお送りさせていただきました。
(当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。)
作品のプレゼントは抽選となりましたが、アンケートにご協力いただいた皆様には等しくお礼申し上げます。
例年以上にたくさんのアンケートを回収することができ、皆様からの温かい励ましや、ハッとさせられるようなご意見など、
一枚一枚丁寧に読ませていただきました。
これらの貴重なご意見を胸に、今年度も引き続き、より充実した事業となるよう尽力いたしますので
当事業及び九谷焼の作り手を温かく見守っていただけると幸いです。
3月23(水)〜29日(火)の期間、しいのき迎賓館(金沢市)にて2つの展示を開催しています(入場無料)。
◆平成27年度デザイン支援事業成果品展 「進化する九谷 ー創る掌ー」 >>>詳しくはこちら
◆平成27年度卒業・修了制作展 >>>詳しくはこちら
(※どちらの展示も最終日は12時までとなります)
<ギャラリーB>
平成27年度デザイン支援事業成果品展「進化する九谷 ー創る掌ー」では、事業受講者17名(研修所卒業生)が、工業デザイナーの山村真一氏にアドバイスを受けながら制作した成果品を展示しています。販売している商品もありますので、是非会場にて若き作り手の感性に触れながらお楽しみ下さい。
また、会期中に公開講評会も行いますのでお気軽にご覧いただければ幸いに存じます。
◆作品講評会 3/28(月)13:00〜17:30 ◆全体講評会 3/29日(火)10:00〜
<ギャラリーA>
平成27年度卒業・修了制作展は、先週の所内展(能美市)と同じ内容での展示となります。所内展を見逃してしまった方は是非こちらをご覧下さい。
<石川県立伝統産業工芸館>
また、しいのき迎賓館から徒歩10分の場所にある石川県立伝統産業工芸館(金沢市兼六町1−1)では、
歴代のデザイン支援参加者19名の成果品を展示しています。
こちらの会場ではデザイン支援事業についてより詳しく説明しておりますので、しいのき迎賓館の展示と併せてご覧になるとよりお楽しみいただくことができます。
◆デザイン支援事業 「進化する九谷」 2月3日〜4月1日まで >>>詳しくはこちら
平成27年度卒業・修了制作展が本日開幕しました!当研修所では18日まで(9:00〜16:30)開催しています。
>>>詳しくはこちら
10〜18日は九谷焼技術研修所(能美市)にて、23〜29日はしいのき迎賓館(金沢市)にて開催します。
どちらも会期中無休ですので、是非お近くの会場にてお楽しみください。
今回は、デザイン支援事業の参加者19名による作品展「進化する九谷」の会場風景をお届けします。(詳細は前回の記事を参照)
会場はこのように作家ごとに区切られたスペースの中に作品が並んでいます。
こちらは九谷焼で子供用食器を作る作家さんのスペースです。下図やスケッチが一緒に並んでいるので、作品制作の臨場感が伝わってきます。
このほかにも、伝統的な絵付けの作品や、昔の紋様と現代のモチーフを合わせた作品、九谷の上絵を活かしたアクセサリーなども展示しています。ぜひ会場にて、新しい九谷の風を感じていただければ幸いです。
石川県立伝統産業工芸館(金沢市)にて、歴代のデザイン支援事業の参加者19名による作品展が開催されます。
デザイン支援事業とは、当所が平成16年から実施している九谷焼の若い作り手を支援するためのプログラムです。受講者は専門講師からデザインや成形技術についてアドバイスを貰い、現代に合った九谷焼を考案します。
今回、作品とともに展示している資料は、出展者のものづくりに対する熱意と完成までの道のりを表したものです。
皆様には、モノづくりの舞台裏をご覧頂くことで、九谷焼にもう一歩近づいていただければ幸いに存じます。
日時:平成28年2月3日(水)〜4月1日(金) 9:00~17:00(最終日は15:00まで)
場所:石川県立伝統産業工芸館(金沢市兼六町1-1) ※第3木曜定休・入館料大人260円
内容:当事業の成果品、テストピースやスケッチ等の資料
URL:http://www.ishikawa-densankan.jp/program/news/2016/02/002897.html
出品者(50音順)
赤地径/
伊藤由紀子/
稲垣淳平/
稲積佳谷/
川上 真子/
河田里美/
河端理恵子 /
齋藤まゆ/髙辻あい/
宅間祐子/
竹内瑠璃/
武田朋己/
多田幸史/
弦巻玲子/
中田雅巳/
船木大輔/
村田菜穂美/
森岡希世子/
山下紫布
今月9日から来年2月1日まで、いしかわ動物園において個室工房OB(支援工房九谷)や本科2年生が制作した猿モチーフの作品を展示します。(展示作品の入れ替え有)
いしかわ動物園では毎年この時期に干支の動物をテーマにしたパネル展示や体験コーナーを設けています。今年は当研修所といしかわ動物園の初のコラボレーション企画として
、個室工房OBの干支飾皿・本科2年生の干支置物を展示することとなりました。動物園の猿たちとともに、色鮮やかな九谷の「申」をご高覧ください。
日時:平成27年12月9日(水)〜27日(日)個室工房OBの干支飾皿
平成28年1月2日(土)〜2月1日(月)本科2年生のサルの置物
場所:いしかわ動物園(石川県能美市徳山町600番地) ※火曜定休・9:00~16:30・動物園入園料がかかります
内容:個室工房OB及び本科2年生の作品展示、動物園のサルに関する展示
URL:http://www.ishikawazoo.jp/topics/index.html
(H27.12/9~27展示 個室工房OBの干支飾皿)
(H28.1/2~2/1展示 本科2年生の置物作品)
11月3日の午前9時半から午後4時半まで、 支援工房内にて「九谷焼上絵付入門講座」を開催しました。受講者13名が伝統工芸士・出口瑞花氏の指導の元、それぞれ5客の皿に絵付けを施しました。
皿の図案は受講者が考案します。花や野菜といったオーソドックスなものから、ペンギン、豚、土偶、中国の民族衣装、ひゃくまんさん、など様々なモチーフでお皿を彩りました。さらに中には、講師から個別に唐草文様の描き方や、筆を使わない「掻き落とし」技法を教わるなど、新しい表現に挑戦された方もいました。一般的な陶芸体験と違って、この講座ではじっくり時間をかけて制作に取り組み、普段眠っている創作意欲を呼び起こすことを目的としています。伝統工芸士が初心者にはわかりやすく、絵付経験のある方には技法についてのアドバイスを行います。
来年は是非あなたも参加してみませんか?
(毎年11月頭に開催、県民大学校の冊子や新聞欄「広報いしかわ」などで参加者を募集しています。)
11月1日(日)〜3日(火・祝)の3日間、九谷陶芸村にて「九谷陶芸村まつり」が開催されます。九谷団地各店舗でのお買い得市や飲食ブースなどもあり、にぎやかな秋のイベントです。
この期間、九谷焼技術研修所および支援工房九谷でも以下の企画を行います。ぜひお立ち寄りください。
九谷技術研修所でのイベント
『研修所施設開放』
支援工房九谷でのイベント
めいてつ・エムザ(金沢市)にて、研究科の研修生5名による展示会を開催いたします。
毎年授業の一貫として催される今展示では、研修生らが自ら制作・企画・展示・販売まで全ての過程を行います。
ポットや茶碗、盃、皿などの研修生のアイデアが詰まった「そそられる器」をぜひご堪能ください。
(期間中は全日研修生が店頭でお待ちしています。)
歴代のデザイン支援事業(若手の九谷の作り手を支援する当所主催の事業)の参加者34名による、
企画展「進化する九谷 創造への道 」が
9月27日(日)まで九谷焼資料館にて開催中です。
今回は、この展覧会の会場の様子をお届けいたします。
こちらは34名の作家の作品が並ぶ展示室です。
じっくり作品を鑑賞できる落ち着いた雰囲気に包まれています。
この展覧会のテーマはずばり、作り手の「成長」「制作過程」。
作り手の皆さんの想いをご覧頂くべく、
全ての作家さんから、制作のコンセプトなどについてのコメントをいただき、パネルで展示しています。
今の時代、ネットで作家さんの作品の写真を検索したり、または購入することもできますが
その作品が作家さんのどのような信念に基づき作られているのか、考えたことはありますか?
どんな作品にも、制作中の葛藤や試行錯誤、日々の鍛錬、作り手としてのプライドなど、
作家さんの様々な想いが詰められています。
そのような、普段なかなか消費者の方々には伝えられない作り手の信念こそが、この展覧会の見所なのです。
例えば、こちらは齋藤まゆさんのコメントと作品ですが、
このように、作品や自身の制作活動・デザイン支援事業への想いが細かくパネルに綴られています。
こちらは中田雅巳さんの作品です。
様々な角度からご自分の作品を考察して制作に励んでいらっしゃるのが一目瞭然の展示です。
また、34名もの作家さんによる、豊かな作品バリエーションにも注目いただきたく思います。
現在九谷の地では、九谷焼の伝統的技法を色濃く受け継いだ作品もあれば、現代風にアレンジされたものや、
食器、アクセサリー、オブジェ、インテリアなど、様々な作品が作られています。
そのような作品が一同に揃っているのもまた、この展覧会の見所です!
こちらは川合孝知さんのランプシェードです。
食器以外でも九谷の絵付けが楽しめる、お洒落な作品です。
こちらは山下紫布さんの作品です。 両面に施された丁寧な仕事が伺える逸品です。
こちらは武田朋己さんの作品です。
彼女の代表作である小皿シリーズを、そのスケッチとともにご覧いただけます。
いかがでしたか?
会期は今月27日〔日〕までですので、興味を持たれたは是非会場まで足をお運び下さい。
また、来る9月13日(日)の午後一時から、当研修所の技術指導課長
・藤原元によるギャラリートークがございます。
藤原課長は平成17年のデザイン支援事業始業から現在に至るまでこの事業に携わり、
事業参加者の皆さんについて誰よりもよく理解し、この事業を支えてきました。
九谷焼の若手について、そしてこの事業について、興味を持たれた方は是非ご静聴ください。(予約不要・参加無料)
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日 時:8月18日(火)〜9月27日(日)
9:00〜17:00(祝日開館・入館は16:30まで)
場 所:能美市九谷焼資料館(能美市泉台町南56番地)
入館料:大人430円(20名以上の団体料金は370円、75歳以上は320円、高校生以下無料
※8/22のオープンキャンパス参加者は無料
(両面ポスターPDF)
当研修所は、講師指導のもと技術指導や新商品の開発支援を行うことで
若手の九谷焼の作り手を支援する「デザイン支援事業」を主催しており、今年で11年目を迎えます。
この企画展では、参加者がこの事業において積み上げてきたものを、皆様にご覧いただくため
成果品と併せて、制作過程の資料等を展示しています。
作り手の成長や、歩んだ道のりを感じながらご覧いただけると幸いです。
出品者(50音順)
赤地径/
伊藤由紀子/
稲垣淳平/
稲積佳谷/
井上雅子/
上田葵/
川合孝知/
河内範子/
川上 真子/
河田里美/
河端理恵子/
河村澄香/
北尾正治 /
齋藤まゆ/
島田章生/
出口瑞花/
鷹栖充/
髙辻あい/
宅間祐子/
竹内瑠璃/
武田朋己/
多田幸史/
弦巻玲子/
道場八重/
中川眞理子/
中田雅巳/
糠川孝之/
船木大輔/
村田菜穂美/
森岡希世子/
安井一夫/
山下紫布/
結城彩/
米林功
三重県のパラミタミュージアム主催する「第10回パラミタ陶芸大賞展」において、
当研修所の第13期卒業生である齋藤まゆ氏が大賞を受賞されました。
賞の選考は7月15日からの33日間の展示期間中に、一般の来館者の投票により決定されました。
今回齋藤氏は、有効投票総数1764票のうち667票を獲得し、見事大賞に輝きました。
昨年の「第9回パラミタ陶芸大賞展」において、第11期卒業生である見附正康氏の大賞受賞に続き、
当研修所の卒業生が2年連続大賞を獲得する形となりました。
両作家とも、卒業後も個展・公募展などで作品発表を重ね、日々自身の技を磨き、精力的に制作に取り組んでいます。
今後のご活躍に是非ご注目下さい。
会期は残り少ないですが、齋藤まゆ氏の作品がご覧いただけますので是非お越し下さい。
日 時:7月15日(水)〜8月31日(月)19:30〜17:30(入館は17:00まで)
場 所:paramita museum(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6) http://www.paramitamuseum.com/top.html
入館料:一般1000円(4枚セット券3000円)/大学生800円/高校生500円/中学生以下無料 左上の写真が齋藤まゆ氏の作品です。
当研修所の所蔵作品が展示されている、展覧会のご案内です。
日 時:8月1日(土)〜9月6日(日)
10:00〜18:00(金曜日は20時まで・入館は閉館の30分前まで・月曜定休)
場 所:東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1−9−1・東京駅内)
入館料:一般900円、高校/大学生700円、中学生以下無料(20名以上の団体は100円引き)
今年3月の北陸新幹線の開業に伴い、北陸の魅力を多くの方にPRするため、
首都圏では様々なイベントが催されています。
食や温泉といった観光の見どころはもちろんですが、伝統工芸が深く根付いたものづくりの文化も北陸ならではの魅力のひとつで、九谷焼や輪島塗など石川県の伝統工芸にも注目が集まっています。
そんな中、東京駅構内にある東京ステーションギャラリーにおいて、大規模な九谷焼の展覧会が開催されています。
古九谷から現代まで、時代を代表する約120点の作品が並び、九谷焼の歴史と流れを直に感じ取ることのできる展覧会です。 (当研修所の収蔵作品も展示されています。)
歴代のデザイン支援事業の参加者34名による、作り手の「成長」や「制作過程」に注目した企画展のご案内です。
日 時:8月18日(火)〜9月27日(日)
9:00〜17:00(祝日開館・入館は16:30まで)
場 所:能美市九谷焼資料館(能美市泉台町南56番地)
入館料:大人430円(20名以上の団体料金は370円、75歳以上は320円、高校生以下無料
※8/22のオープンキャンパス参加者は無料
(両面ポスターPDF)
当研修所は、講師指導のもと技術指導や新商品の開発支援を行うことで
若手の九谷焼の作り手を支援する「デザイン支援事業」を主催しており、今年で11年目を迎えます。
この企画展では、参加者がこの事業において積み上げてきたものを、皆様にご覧いただくため
成果品と併せて、制作過程の資料等を展示しています。
作り手の成長や、歩んだ道のりを感じながらご覧いただけると幸いです。
平成26年度のデザイン支援事業参加者13名による成果作品を展示・販売する企画展のご案内です。
日時:5月27日(水)〜6月2日(火)
10:00〜18:00(最終日は12:00まで)
場所:しいのき迎賓館ギャラリーA(金沢市広坂2丁目1-1)
「デザイン支援事業」とは、独立して活動する九谷焼の作り手を支援する事業です。
参加者に対し新商品開発のため技術指導などを行い、作り手の新たな可能性を広げます。
講師や研修所・九谷焼技術センターの職員からアドバイスを受けながら
試行錯誤の末、より良い商品づくりを目指します。
今回の展示では食器・アクセサリー・置物と、幅広い分野の作品をご紹介し、作品を購入することもできます。
九谷の新しい風を、会場にてお楽しみ下さい。
ゴールデンウィークに恒例の「九谷茶碗まつり」が開催されます。
今年は会場が九谷陶芸村に移って2回目の開催となります。
九谷焼技術研修所でも、施設開放やギャラリー展示などを行いますので、
春の陽気のもと、九谷焼を満喫しに九谷陶芸村へぜひお越しください。
※まつり期間中は、交通規制により九谷陶芸村・九谷焼技術研修所への車の乗り入れはできません。
会場へお越しの際は、シャトルバスをご利用いただきますようお願い致します。
『第107回九谷茶碗まつり』
平成26年5月3日(土・祝)4日(日・祝)5日(月・祝)
8:30〜19:30 能美市泉台町九谷陶芸村内特設会場
外部リンク >>>http://www.kutani.or.jp/
九谷技術研修所でのイベント
日時:5月3日(土)〜5日(月)9:00〜17:00
場所:九谷焼技術研修所
内容:・平成26年度卒業制作品の展示
・施設見学
・講師作品の展示
支援工房九谷でのイベント
日時:5月2日(土)〜15日(金)9:00〜17:00
(但し、5/7.11は休館)
場所:ギャラリー彩
内容:個室工房OB・OG8名による個性あふれるオリジナル作品の展示販売
今年3月に卒業する研修生28名による展示会です。
それぞれが研修所で学んだ成果を注ぎ、制作した 作品を展示・紹介します。
作品に込めた研修生の熱い思いとひたむきな努力、そして明日の九谷焼を支える力強い息吹を感じていただければ幸いです。
石川県立九谷焼技術研修所 「平成26年度卒業・修了制作展」
【学内展】
日時:3月13日(金)〜3月20日(金)9:00〜16:30(最終日12:00まで)
場所:石川県立九谷焼技術研修所 1階ロビー
石川県能美市泉台町南2番地
【金沢展】
日時:3月24日(火)〜4月2日(木)10:00〜18:00(最終日12:00まで)
場所:しいのき迎賓館ギャラリーA
石川県金沢市広坂2丁目1-1
※【同時開催】石川県立輪島漆芸技術研修所 卒業生作品展(しいのき迎賓館ギャラリーB)
30周年特別企画展でご好評をいただきました「アイスクリームの器展」の所内展を研修所ロビーにて開催しています。
季節は冬ですが、作品を見つつ温かい部屋でいただくアイスクリームをイメージすると、贅沢な気持ちになります。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
11月1日(土)〜3日(月)の3日間、九谷陶芸村にて「九谷陶芸村まつり」が開催されます。九谷団地各店舗でのお買い得市や飲食ブースなどもあり、にぎやかな秋のイベントです。
この期間、九谷焼技術研修所および支援工房九谷でも以下の企画を行います。ぜひお立ち寄りください。
九谷技術研修所でのイベント
『研修所施設開放』
支援工房九谷でのイベント
研究科のカリキュラムにおいて、デパート内のギャラリーでの展示会を企画し、食器の制作から展示・販売までを一貫して体験する機会を設けています。
この度、このカリキュラムの集大成として以下の日程で「うつわの森・女子4人展」を開催いたします。
多くの方にお越しいただき、ご意見等いただければと思います。
九谷焼技術研修所「うつわの森・女子4人展」
内容:
どうぶつや草花など、森をイメージしたモチーフをデザインに取り入れ、飯碗やカップ、皿など、普段使いの食器を展示販売します。
4人のクラスメイト達の、にぎやかで華やかな雰囲気が伝わるような、楽しい器を提案します。
日時:平成26年 10月22日(水) 〜 10月28日(火)
10:00 〜 19:30(最終日は15:00まで)
場所:めいてつエムザ5階 クラフトAギャラリー
石川県金沢市武藏町15-1
いしかわ県民大学校の一環として実施する、「九谷焼上絵付入門講座」の受講生を募集します。
九谷焼の和絵具を使って、オリジナルの絵皿をつくりませんか?
11月1日〜11月3日におこなわれる「九谷陶芸村まつり」の会場内でおこないますので、九谷焼を満喫するチャンス!
九谷焼の絵付けに興味がある、挑戦してみたいという方ならどなたでも参加できます。
事前のご応募(定員になり次第締切)が必要ですので、お早めにお申し込みください。
いしかわ県民大学校「九谷焼上絵付入門講座」
日時:平成26年 11月1日(土) 9:30 〜 16:30
場所:支援工房九谷(石川県立九谷焼技術者自立支援工房)
石川県能美市泉台町南38番地(九谷陶芸村内)
講座内容:
九谷焼作家の手ほどきのもと、オリジナルの九谷焼づくりにチャレンジ!
描きたい図案を準備して、直径15cm程度のお皿(2〜5枚)に上絵付けを施します。
※使用する色は、九谷五彩(赤・黄・緑・紺・紫)です。
※仕上がった作品は、後日焼成後にお持ち帰りとなります。
講師:出口 瑞花 氏(霽窯 九谷焼伝統工芸士)
募集人数:
15名(先着順 定員になり次第締切)
受講料:2,000円(教材費等実費)※講座当日に持参してください。
申込方法:
はがきかA4の用紙に「上絵付講座申し込み」と明記の上、参加者の住所・氏名・年齢・電話番号を書いて九谷焼技術研修所へ郵送またはFAXでお申し込みください。(10月30日(木)必着)
問合わせ・申し込み:
石川県立九谷焼技術研修所 石川県能美市泉台町南2番地
tel:0761-57-3340/fax:0761-57-3342
九谷焼上絵付技法入門講座 受講者募集(PDF)
九谷焼技術研修所は、昭和59年の創立から今年で30周年の節目の年を迎えます。
これを記念して、独自の表現で新たな九谷焼を創作する研修所卒業生の自信作を集めた企画展を開催いたします。
卒業生の多彩な作品を通して、九谷焼の新たな魅力を感じて下さい。
伝統の技が育む九谷の躍動
『泉古水新』
九谷焼の伝統技法を基本として、常に独自の新しい表現に挑む26名の作品を紹介いたします。
【出品者】(五十音順)
稲垣 淳平 稲積 佳谷 井上 雅子 上端 伸也 河田 里美 河端 理恵子 北村 和義 齋藤 まゆ
柴田 有希佳 鈴木 秀昭 吉田 るみ子 高 聡文 多田 幸史 田辺 京子 德田 八十吉 中田 雅巳
中山 昌果 糠川 孝之 船木 大輔 真鍋 千恵子 三浦 晃禎 見附 正康 牟田 陽日 森岡 希世子
吉岡 将弐 吉田 るみ子 吉田 幸央
〈併催〉九谷のおもてなし『アイスクリームの器』
アイスクリームをおいしく食べてもらうため、九谷の多様な技法・多彩な色を用いた器を、作り手80名が提案します。
【出品者】(五十音順)
相川 志保 赤地 径 安東 まゆみ 石冨 俊二郎 石原 進一 板倉 香織 伊藤 孝英 伊藤 由紀子
稲垣 淳平 稲積 佳谷 井上 雅子 今村 公恵 上田 葵 上端 伸也 大石 さくら 大西 雄三郎
岡本 有司 小野内 俊夫 賀集 セリーナ 川合 孝知 川浦 由華 川上 真子 河端 彩谷 河村 澄香
北尾 正治 北村 和義 久手川 利之 工藤 完子 倉 祥子 神津 幸浩 香田 昌恵 佐藤 奈美子
佐藤 裕司 澤田 悠子 嶋 佳苗 島田 章生 下中 健一郎 庄田 春海 鈴木 晶子 鈴木 朋子
鈴木 秀昭 迫 直美 迫 能弘 高 聡文 高辻 あい 竹内 靖 武田 朋己 田辺 京子
出口 和美 道場 八重 德田 八十吉 中川 豪 中川 眞理子 中川 美保 西岡 孝泰 西野 美香
西村 涼子 望月 彩 橋本 大輔 花嶋 伊都子 林 晃子 林 伸也 原田 直治 半田 濃史
福田 栄一 船木 大輔 本田 真梨乃 松本 いづみ 見附 雅史 村松 道浩 最上 進 森岡 希世子
森下 優理 安井 一夫 結城 彩 吉岡 将弐 吉岡 正義 吉田 幸央
〈能美展〉
会場:能美市九谷焼資料館
日時:10月7日(火)〜11月3日(月・祝)※10/14.20.27は休館
9:00〜17:00※受付は16:30まで
〈金沢展〉
会場:しいのき迎賓館
日時:11月5日(水)〜11月11日(火) 会期中無休
10:00〜18:00 ※最終日は14:00まで
石川県立九谷焼技術研修所創立30周年記念特別企画展 案内チラシ
【出品者】(五十音順)
伊藤 由紀子 稲積 佳谷 井上 雅子 河内 範子 河村 澄香 島田 章生武田 朋己 弦巻 玲子
出口 瑞花 中川 眞理子 糠川 孝之 安井 一夫
【招待作家】(五十音順)
河端 理恵子 神津 幸浩 鈴木 秀昭 中田 雅巳 吉田 幸央
会場:横浜髙島屋 7階暮らしステージ
日時:10月15日(水)〜21日(火)
10:00〜20:00(最終日18時まで)
□絵付実演□ 10月17日(金)〜19日(日)各日11:00〜、13:00〜、15:00〜
平成27年度研修生募集パンフレットならびに
平成25年度卒業制作作品集ができました。
ご希望の方には郵送いたします。
九谷焼技術研修所 (tel:0761-57-3340/fax0761-57-3342) までご連絡下さい。
支援工房九谷では、九谷焼作家として独立を目指す方を対象に、電気窯・ロクロなどの設備のついた専用工房(個室工房)を3年間の期限で貸し出し、制作活動を支援しています。
この度、個室工房第5室において、平成26年10月1日からの工房使用者を募集します。
支援工房九谷(石川県立九谷焼技術者自立支援工房)個室工房使用者募集
募集: 個室工房1室(第3工房)
使用期間:3年以内(平成26年10月1日から)
使用料金(月額):1年目・・・12,500円(光熱水費別途)
2年目・・・25,000円(光熱水費別途)
3年目・・・37,500円(光熱水費別途)
申込資格:九谷焼の制作に5年以上(平成26年3月末見込み)従事している者とする。
ただし、5年未満でも、九谷焼の制作に関する専門的知識及び技能が同等以上であると知事が認 める者
申込受付期間:平成26年7月7日(月)〜8月1日(金)
申込必要書類:①個室工房使用承認申請書
②履歴書
③小論文「起業家としての心構え」(1200字以内)
選考審査について:小論文・面接・九谷焼製品による審査
①面接日時:平成26年8月21日(木)AM10:00〜12:00
②場所:石川県立九谷焼技術研修所(石川県能美市泉台町南2番地)
③持参するもの:申込者が最近3ヶ年以内に制作した九谷焼製品2点
選考結果通知:平成26年8月下旬
問い合わせ先:石川県立九谷焼技術研修所
〒923-1111 石川県能美市泉台町南2番地
0761-57-3340
九谷焼やものづくりに興味があるけど、どんな進路があるのか迷っているという方や、
伝統や技術を受け継ぐ仕事に興味を持っているという方
一度、九谷焼技術研修所を体験しに来てみませんか?
「研修所って、いったいどんなことをしているの?」
「何を作っているの??」
「卒業したらどうなるの??」
百聞は一見にしかず。見に来てみよう!!
詳しくは、当研修所までお問い合せください。(0761-57-3340)
九谷焼技術研修所「オープンキャンパス開催!」
【日時】平成25年 8月23日(土)
10:00〜16:00
【イベント内容】
◇進学相談◇
授業内容や卒業後の進路など、進学に関しての相談に職員が対応します。
◇ロクロ・上絵付体験◇
現役研修生の手ほどきのもと、九谷焼の基本であるロクロ成形と九谷五彩の上絵付を体験できます
上絵付体験の作品は後日焼成後に持ち帰りいただけます。
(※ロクロ体験・上絵体験の参加については、事前予約をいただいた方を優先とさせていただきます
予約方法・・・・電話にて受付 tel:0761-57-3340(8:30〜17:00まで))
◇抹茶のおもてなし◇
研修生のお点前によるお茶会体験(200円)
◇OBの実演◇
研修所を卒業し、九谷焼の世界で活躍している先輩たちがその技を実演します。
◇薪窯の焼成◇
上絵用薪窯を使って作品を焼成します。
◇作品展示◇
研修所設立30周年を記念して、歴代の卒業制作優秀作品(パーマネントコレクション)を一同に展示します。
【場所】
石川県立九谷焼技術研修所 (石川県能美市泉台町南2番地)
ドイツの国際見本市で開催されたドイツ・バイエルン
州経済局主催のMeister der Moderne 2014展において、
九谷焼技術研修所第13期卒業生である中田雅巳氏が
バイエルン州賞(グランプリ)を受賞しました。
中田雅巳さんは研修所を卒業後、個展、公募展など作品発表をかさね実力を磨き、現在、日本のみならず世界へと活躍の場を広げている若手陶芸家の一人です。
シンプルなフォルムに濃密な加飾をする独自の作風は、九谷焼という枠を超え、大きく展開されています。
【インタビュー】
今回の受賞を受けて、中田雅巳さんにこれまでの活動や今回の受賞についてお話を伺いました。
---まず、陶芸を志したきっかけを教えてください。
ものづくりに興味を持ったのは、エンジニアをしていた父の影響が強いです。
仕事で海外にも行っていたので、かっこよく感じました。
休みの日は日曜大工をしたりして、家の納屋で机とか椅子を手作りしてくれました。その姿を見るのも好きで、そういうことから「ものを作る仕事」への憧れが芽生えていたと思います。
初めてやきものに触れたのは、小学校の時で、課外学習で上絵体験をしたのが最初。当時、卒業文集に「陶芸家になる」って書いていたらしいです。自分では覚えてなかったんですけど、何年か前友達から聞きました。「叶えてるやん!」って。
---研修所では基礎コースを卒業され、のちに実習科の造形コースで腕を磨かれました。
デザイン支援事業にも長く参加されていましたね。
2か月に1回の勉強会で、伊藤慶二先生と山村真一先生に作品を見ていただいていました。
僕は、先生方に「どうしたら良くなるか」のアドバイスを貰いたいというより、自分の作品を見ていただき、先生方がどんな反応をされるのかを知りたくて参加していました。
先生方からのアドバイスを参考に、どんどん新作を作っていました。
その中から、自分の定番商品と呼ばれるものもたくさんうまれましたし、先生方の意見を直接聞ける機会は大変貴重でした。
---中田さんは、卒業後もコンスタントに個展をされたり、様々なコンペで受賞したりと、作家としてとても活躍をされています。
華やかなところだけとりあげられがちですけど、実際は、、大変だとは言いたくないですが、いきなり作家だと言っても、それだけで生活できるわけはなく、僕は家族もいますから、収入も必要。アルバイトを掛け持ちして、昼間はあっちで、夜はこっちでと働いて、その合間に制作する、といったハードな生活をしていました。
---やめようと思ったりしなかったんですか
大変でしたけど、それでもやめなかったのは、周りの理解があったからです。
一度、家族に陶芸をやめて他の仕事に落ち着くことを相談したら、すごく反対されました。
好きでやっていることを、あきらめてほしくなかったんだと思います。
応援してくれることへの感謝の気持ちもそうですが、そう思ってくれている家族がいるからこそ、「やらなくては!」という気持ちがモチベーションになって、続けることができているんだと思います。
---以前から食器中心に制作されていましたが、最近はアートの分野でも作品を発表されていますね。
はじまりは、金沢の食器のコンペでの受賞でした。そのときの作品を東京の百貨店のバイヤーさんが見て下さって、食器売り場で展示会をさせてもらえることになったんです。
それで、東京に行くということで、せっかくだからギャラリーやうつわ屋を巡ろうと思い、色々調べて東京に出かけました。
その時に、今お世話になっているギャラリーを訪ねたのが大きなきっかけです。
---海外でも活躍されています。
そのギャラリーを通じて、海外のアートフェアなどで作品を紹介してもらう機会をいただいたんです。今回のドイツでの受賞も、そういったご縁が巡って、いただいた賞です。
もともと、海外で活躍したい!という気持ちは持っていましたが、こんなに早くその機会が訪れたのは予想外でした。
---これからも活躍の場が広がりそうですね。
僕は5年スパンで目標を決めているんです。
35歳までにこれをする、40歳までにはこれ、45歳までに、、、って決めてある。それを達成するために、逆算していけば今やるべきことが見えてくるでしょう。
目標はたくさんあります。50歳またその先の未来が楽しみですね。(笑)
賞をいただいたりすると、浮き足立ったりしがちだけれど、そういうときこそ今まで応援してくれた人や、築いてきた信頼関係を大切にしたいと思います。本当に、色々な方々に支えてもらって今の自分があると思っていますので。
---やきものを志す後輩にメッセージをお願いいたします。
いろんなことをやっていったらいいと思います。
僕もはじめは上絵をやっていたけど、どんどん変化していきましたから。
いろんなことをやっていく中で、作り方や技法を身につけていけば、できることの引き出しが増えるでしょう?
探しながら、選択していく過程が大切だと思います。
ある作品を人に見せたとき、「やきものでつくる必要あるの?」って言われたことがあるんですけど、僕は「やきものでつくる必要のないものはない」と思っています。
どんなものでも、やきもので作ってもいいじゃないですか。
やってやろうぜー
中田雅巳 |
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1997年 | 石川県立九谷焼技術研修所基礎コース卒業 | |
2004年 | 川北町にて独立 | |
2005年 | 国際陶磁器展美濃陶磁器デザイン部門 入選(同11年) | |
2006年 | 益子陶芸展 入選(同08年) 出石磁器トリエンナーレ 入選 金沢わん・One大賞「ひと・器・出会い」展 優秀賞 |
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2007年 | 京畿道世界陶磁ビエンナーレ(韓国) 入選 金沢市工芸展 金沢市長最優秀賞(同09年) |
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2008年 | ながさき陶磁器展 審査員特別賞 |
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2010年 | 現代美術展 入選(同12・13年) |
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2011年 | 菊池ビエンナーレ 入選(同13年) 日本陶芸展 入選(同13年賞候補) 現代美術展 北国賞(同14年) 長三賞常滑陶芸展 入選(同13年) |
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2012年 | 東京青山酉福ギャラリーにて個展 Galelie Maeianne Heller(独・ハイデルベルグにて4人展) |
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2013年 | Collect出展(英・ロンドン)(同14年) Galelie Maeianne Heller(独・ハイデルベルグにて7人展) |
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2014年 | ART STAGE SINGAPOLE'14出展 Meister der Moderne 2014 バイエルン州賞(グランプリ) (独・ミュンヘン) |
研修所では、独立して制作活動をしている九谷焼の作り手を対象に、より良い商品開発の支援を行う「デザイン支援事業」を実施しています。
各自年間を通じての商品開発テーマを設け、約2ヶ月に一度、講師の先生や研修所・九谷焼技術センターの職員と共に講評会を行っています。
今回の企画展では、平成25年度の参加者14名による成果作品を展示・販売しています。
試行錯誤を重ねた、一年間の想いが詰まった作品がならんでいますので、 是非お手にとって、ご覧ください。
平成25年度デザイン支援事業成果品展
「進化する九谷〜土を編む〜」
日時:平成25年5月27日(火)〜6月8日(日)
10:00〜18:00(最終日14:00まで)
場所:しいのき迎賓館ギャラリーA
石川県金沢市広坂2丁目1-1
【出品者】伊藤由紀子 稲積佳谷 井上雅子 河内範子
河端理恵子 河村澄香 坂井美紀 霽窯(出口和美・島田章生)
高辻あい 武田朋己 中川眞理子 東 早苗 船木大輔