モデル地域コミュニティ

共生社会づくりモデル地域コミュニティの認定について

地域における共生社会づくりを推進するため、障害のある人との支え合いや配慮などに先進的に取り組む地域コミュニティをモデルとして認定し、県内全体に共生社会づくりに取り組む機運を拡げていくこととしています。


七尾市たかしな地区活性化協議会 ~障害者施設との交流による活力ある地域づくり~

地域にある障害者施設と太鼓やイベントを通じた交流活動を活発に行っており、住民の障害理解と配慮の環境づくりが進んでいます。手話教室や交流カフェの開催、移住者向けの冊子づくりなど住民主体のコミュニティ活動が活発に行われています。



白山市千代野地区社会福祉協議会 ~誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり~

子どもからお年寄りまで、障害の有無に関わらず、誰もが安心して暮らせるまちを目指して様々な福祉活動に取り組んでいます。「千代野はいかい対策委員会」では、地域住民と関係機関が協力し、困っている人に積極的な声掛けやサポートを実施しているほか、ヘルプマークの普及啓発や、福祉教育を積極的に進めています。



輪島市まんなか・ばんばざき商店会 ~障害のある人にやさしい商店街づくり~

商店会が主体となり、地域と障害のある人の「ふれあい交流パーティー」を開催することで、地域住民や商店会の障害への理解が深まり、障害のある人に優しい商店街づくりにつながっています。このほか、精神障害のある人、引きこもりの人などの居場所づくりのサロンも主催しています。



金沢市味噌蔵地区社会福祉協議会 ~地域と特別支援学校の交流~

地域に金沢大学附属特別支援学校があり、地域の行事や学校行事で住民と生徒が交流しています。地区の福祉バザーでは、特別支援学校高等部の生徒も運営に参加し、住民から生徒への配慮、生徒から高齢住民への配慮など、お互いに支え合う環境となっています。その他、防災研修や新年会などの学校行事に地域住民も参加し、交流を深めています。




小松ゆるスポーツ協議会 ~スポーツを通したバリアフリーの地域づくり~

福祉フェスティバル等におけるブース出展や老人会等への用具貸し出し、体験会などを通して、年齢や性別、運動経験、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」の普及に取り組んでいます。また、障害のある人やお年寄りが、行きたいところに行ける「旅のバリアフリー」を目指して、バリアフリー調査を実施し、バリアフリーマップを作成しています。



ボランティアグループ アンダンテ ~障害のある人ない人の音楽交流会~

加賀市を拠点に、障害のある人もない人も楽しめる「ほのぼのコンサート」を企画・運営しています。参加者は、クラシック音楽、童謡、ダンスなど、色々な音楽を聴き、自由に音楽を楽しんでいます。障害者施設によるステージ発表や、就労支援事業所が作ったお菓子などの販売コーナーも人気です。コンサートは、障害のある人と地域の人との交流の場、共生の場となっています。



野々市市太平寺町内会 ~ともに地域で暮らす~インクルーシブな地域づくり~~

障害や疾病の有無、年齢、性別にかかわらず、住民一人ひとりができることや長所を活かし、地域活動で役割を担う町内会活動を長年にわたり行っています。地域の誰もが活動に参加しやすいよう「遊びながら学べる活動」を心掛け、住民同士の顔が見える関係を構築し、障害のある人への理解や配慮も地域コミュニティの中にごく自然に根付いています。