SSTの目的は、自分の気持ちや考えを、相手にうまく伝えられるようになることです。自分なりの方法で、より良いコミュニケーションができるよう、スタッフや他の患者さんと一緒に、練習&実践を行います。当院ではおもに看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士などがスタッフとして参加します。
練習してみて良かった点、さらに工夫してみる点を確認したら、Aさんは実際の場面(Bさんとケンカした次の日の夜)で実行してみます。そして、どうだったかを次回のSSTで報告してもらいます。練習と実行を繰り返すことで、Aさんは自分の目標に近づくことができます。
自分の気持ちがうまく伝わらなくてしんどいな、と思う時、SSTを使ってみると、前より伝わるようになって、ちょっと楽になるかもしれません。スタッフと一緒に取り組んでみませんか。
主治医や受け持ちの看護師など、当院のスタッフまでお気軽にご相談ください。