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第3回 いしかわエコデザイン賞 2013

第3回 いしかわエコデザイン賞 2013 一次審査通過 製品・サービス

7月31日(水)に審査委員会を開催しました。

平成25年8月24日(土)の午後、「いしかわ環境フェア2013」にて公開プレゼンテーションを行い、15者から製品・サービスをご紹介いただきました。


応募製品・サービスの紹介


応募の製品・サービスのアピールポイントと紹介ポスターを掲載しています。
各ポスターはPDFファイルで、ファイルの大きさは200~500キロバイトですので、表示に時間がかかる場合があります。

一次審査通過の製品・サービス一覧

応募領域 応募製品・サービス名 応募者 市場区分 応募アピールポイント
製品 屋上自然力応用遮熱シート「冷えルーフ」 株式会社サワヤ 発売済 H18年5月 屋根の上に「冷えルーフ」を取付けることで、屋根からの建物内への輻射熱を防ぎ、室内の温度上昇を軽減し、夏場の空調使用量を削減する。また、冬場は、建物に取付けられたその構造により、暖房により暖められた空気を屋根面から逃げるのを防ぐことで、夏場のみならず冬場についても、暖房による空調使用量を削減できる。
製品 綿ニット製防草シート「お墨付き」 株式会社八木繊維工業 発売済 H22年12月 道路の分離帯や空き地、公園の植え込みの周囲などに敷設することで雑草の発生を抑制し、除草作業の手間を省く、生分解性の防草シートです。綿を編み上げたニット製のシートで、年月とともに次第に土に還ります。従来の合繊不織布やポリエチレン、塩化ビニル製シートのような使用後の廃棄、焼却等の問題を不要とし、環境負荷を低減した防草シートです。さらに、原料が植物由来(綿)ですので、大気中の二酸化炭素増加の抑制にも寄与します。
製品 能登珪藻土ピザ窯 『Dogama K2』 (ドガーマ ケーツー) 能登珪藻土研究会 発売済 H24年2月 ■スタイリッシュでコンパクト設計、目の前で焼く演出が可能です。
■珪藻土の断熱性で、窯内部が400℃以上の高温でも外表面は50℃ほどで素手で触れる安全設計です。
■室内の空調に負担を掛けません。
■珪藻土の断熱性で、ガスの使用量が極めて少ない省エネピザ窯です。1ヶ月のガス使用量は約18m3で済みます。(26日×7hrs/日)
■ナポリピッツァが2分で、外はパリッと中はモッチリと香ばしく焼けます。
■従来の石窯に比べ、価格も手ごろで導入が容易です。
製品 Paper Tube Eco System(紙管と膜天井によるエコシステム) 株式会社髙屋設計環境デザインルーム 発売済 H24年10月 中小規模会議室の空間を紙管の利用によって居住域空調の吹出し口とし、冷暖房の空調効率を高める事を主眼としました。また、LED照明を紙管に組込み、壁面のウォールライトとしても利用しています。紙管を連続して配列することで音響効果を良くし、色のグラデーション効果は部屋の奥行感を演出します。部屋全体の照明は布を通してやわらかい光が届くようにしていますが、膜天井にすることで災害時の天井落下の危険回避も兼ねています。
  再生可能資源材、紙管の壁面と布を使った膜天井により設備機器を直接室内に露出しないで空調効果を高め、音や光を含めた快適環境を目指し、安全、安心、快適な会議室のエコシステムを提案します。
装備を大掛かりにせず、再生可能資源材を使い単純な設備の組み合わせで省エネが実現します。これからの建築に取り入れるプロトタイプになるのではないか、また将来的には福祉施設などへの応用が可能になると考えています。
製品 和紙織り込み素材「Nekiro(ネキ~ロ)」 オリケン株式会社 発売済 H24年4月 「Nekiro(ネキ~ロ)」は、和紙をに織り込んだ新素材で、弊社の生地の総称です。
和紙の持つ性質の一つは湿度を一定に保つ作用があります。和紙の繊維は長いので、湿度の多いところでは繊維のすきまに多くの水分を保つことができ、少ない時には放出します。また臭いは水に溶けやすいので吸湿性により嫌な臭いも除去されます。まるでエア・コンのような素材です。
「Nekiro(ネキ~ロ)」で作ったスーツは軽く、暑い夏のビジネスマンに最適。
「Nekiro(ネキ~ロ)」で作った製品は肌に優しく、赤ちゃんにも安心、アトピー性皮膚炎で悩む方々から感謝、の声が届いています。
製品 高耐久性漆と洗浄機対応漆器 有限会社能作うるし店 発売 済H23年10月 漆は、ウルシの木から精製される天然塗料で、使用に比例して植林される環境にやさしい材料ですが、漆器の需要とともに漆の使用量は激減しています。漆器の需要が低迷する原因として、消費者が高価で扱いづらいイメージを持たれていることが上げられます。
弊社では、県工業試験場で開発された漆の耐久性を高める技術シーズを基に、熱水や日光でほとんど変色しない黒漆をH23年に製品化(商品名:ナノ漆―Z)するとともに、現代のライフスタイルでニーズが高い食器洗浄機対応漆器を開発し、4000回の洗浄試験で色、ツヤ共に変わることなく、扱いやすい日用の器であることをアピールしてきました。
現在は、食器洗浄機対応漆器の販売実績に伴い、輪島塗や山中漆器産地から、開発漆が注目され始めています。
これからも、ライフスタイルに合わせた高耐久性漆および漆器製品を消費者へ強くアピールすることで、漆の需要を増やし、植林環境のサイクルを高めて行きます。
製品 防草緑化工法(防草土とヒメイワダレ草) 株式会社 田中建設 発売済 H20年6月 防草緑化の主原料は防草土とヒメイワダレ草で、これを組み合わせた製品です。防草緑化工法として平成23年5月に石川県建設新技術の認定を受けています。 防草土は白山市鶴来地区の手取水道事務所で水道水を製造する段階で発生する浄水沈殿汚泥を粘性土及び廃瓦粉や珪藻土粉末等を石灰系固化材とで混合し再資源化した地球に優しい製品です。
防草緑化の特徴として、雑草の繁殖を抑制し防草土に緑化できる事です。
緑化には静岡県から東南アジアに自生しているヒメイワダレ草により行います。
防草土とヒメイワダレ草の組み合わせによる防草緑化は全国で類を見ない当社独自の方法です。
また、ヒメイワダレ草はハーブ効果(アレロパシー;他感作用)があるとされ不害虫(カメムシ等)を抑制する効果があります。
施工もいたって簡単で防草土を10cm敷均し・転圧後穴を開け、ヒメイワダレ草のポット苗を植栽するだけでO.K。
製品 里山保全・廃木材活用促進のための移動式「炭焼き窯」 シシクアドクライス株式会社 試作段階 発売:未定 炭焼き窯の製作を通じて環境保全に貢献します。
①使用済み割り箸、間伐材など本来は廃棄してしまう資源を再利用できます。
②本来焼却処分される木材を利用することで二酸化炭素排出を抑制し地球温暖化防止に貢献します。
③間伐材の資源化を促進することで里山保全に貢献します。
④炭の製造過程に出る木酢液は環境に優しい自然農薬として害虫除けに使用できます。
製品 磁歪材料を用いた振動発電技術 金沢大学 上野 敏幸准教授 試作段階 発売見込:H26年4月頃 身近な振動や動きから発電を行う技術を開発しました。発電機は,コイルを巻いた磁歪材料とステンレスの板で構成されたシンプルなもので,振動や衝撃から効率よくエネルギーを作り出すことができます。この技術にて,振動や動きを電源としてセンサ信号を送信するシステムができ,例えば電池が要らないリモコンや無線センサシステム(橋梁や道路,工場の機械の状態監視,防犯など)が実現できます。風や水の流れを振動に変えるメカニズムと組み合わせれば,電池が要らない照明や,従来の風力や波力発電に代替する新しい電力源としての利用も期待できます。
製品 紙等の蜂の巣状(ハニカム)の板に珪藻土を薄く塗布した消臭板 桐山 晶浩 発売済 H24年2月 珪藻土は従来の消臭材に使われている活性炭と同様の多孔質ですが、活性炭の25倍といわれる多くの孔で臭いやホルムアルデヒドなどの有害物質を電気等を使わず吸着します。また、発展途上国の日本に輸出するための森林伐採の歯止め効果にもなると思います。また冷蔵庫用の消臭ハニカムは設備投資なしで簡単に作る事ができるので授産施設で作ることを考えて平成22年6月ころ某授産施設に行きました、そして打ち合わせの中で驚きました。仕事の金額は安く、納期に間に合わないので職員の方が夜に残業をして納期を守っている現実を知りました、そこで多くの授産施設と契約して手間代で1個¥50で統一して無理をさせないで仕上がった分だけ買い取る仕組みを考えられないかなと思い3年たちました。性能は冷蔵庫に1個入れた状態で活性炭の消臭剤を10個入れた分くらいの消臭性能があると思っています。
製品 渡津蛍米 おおた農場 発売済 H24年4月 蛍の里から生まれた渡津蛍米です。
製品 「らぶ・あ~す」商品群 (熱可塑性バイオマス樹脂使用)椀/丼/皿/盆 等

「エコ・ア~ス」商品群 (熱硬化性バイオマス樹脂使用)箸/My箸  等
株式会社 ウチキ 発売済 H15年 漆器、それは天然木と漆を生かした日本伝統の食器です。その優雅さ、やさしさ、物静かな風合により、古来、私達に親しまれ、愛されています。 しかし最近、安価性および耐久性を求めて合成樹脂から作られるいわゆる合成漆器が主流になりました。このような合成漆器は天然木本来特有な風合いがないだけでなく、原料は化石資源ゆえに、漆器が本来有する環境と調和する重要な一面が失われてきました。
バイオマス(エコ・ア)樹脂は、京都大学白石信夫名誉教授の指導のもとに、開発された新しい漆器用成型材料です。従来の合成漆器の成型の利便性を保ちながら、バイオマス(自然界由来)成分を多く含有する(最高計算値72%メーカー値)画期的な成型材料です。したがって、化石原料由来の合成漆器より一層天然木に近い風合いを有する漆器が得られます。また、天然の成分が多いので、使用時の人体においても、廃棄段階の環境負荷においても、「地球環境と人に優しい」新素材です。
サービス 九谷和グラスの接合技術でグラス再生 清峰堂株式会社 発売済 H19年2月 九谷和グラスは、九谷焼のステムまたは台座に日本国内で生産された手作りガラスを接合加工して出来た製品のことを言います。その接合加工は、母材破壊レベルに達していることが高く評価され、その技術に対しグッドデザイン賞(新領域デザイン部門)を受賞しました。ガラス部分は、鉛を含まないバリウムクリスタルや東洋佐々木ガラス(株)の特許取得製品であるファインクリスタルを使用。また、蛍光灯の廃材を再利用したガラスを使ったエコシリーズは、2009年度の石川ブランドに認定されました。一方、九谷焼の絵付けに関しましても、直接食品衛生法には無関係ではありますが、割れた時の事を配慮し、県工業試験場で開発された無鉛和絵具に切替えての生産を進めています。更に、ボール部分やステム部分が破損した場合には、その壊れた部分のみ取り替えるグラス再生のサービスも行っており、その需要は、年々増えています。
サービス 女子による林業活性化への貢献「あなたも私も、もりラバー」 もりラバー林業女子会@石川 サービス提供済 H25年2月発足 私たちは木が好きで、森が好き。日々の生活の中で自分たちのできる「林業」を考え、提案し、発信する女性のグループです。
「林業」というと山へ行って木を伐るイメージですが、暮らしの中にも「林業」はあります。お茶を飲み、おしゃべりしながら、木を使い、その良さを伝えること。これも「林業」で良いと思うのです。女性の『何かしたいけど、どうすればいい?』の窓口になり、一緒に考えます。
そして、木と森の現状を正しく伝え、共存し循環するライフスタイルを提案・発信する活動を通じて国産材、できれば石川県産材の木製品を選択・消費する女性の応援団を作り、「林業」の活性化に貢献し、次世代を担う子供たちに豊かな自然とその恵みをつなげたいと思います。
サービス 薄剥板花材・R積層経木(サリー)を用いたオブジェ 株式会社 家村商店 サービス提供済み S63年 ♪廃木材の薄板で作った生け花の材料です。優雅なウエーブが作品に多彩な表情をもたらします。
♪木材リサイクル業と池坊生け花教授の二束のわらじが生み出しました。
♪ヒントは、取引先の製材所のごみ箱で見たかんな屑の美しさです。
♪材料は、私の会社に毎日大量に持ち込まれる、杉やヒノキの廃材です。
♪薄剥、煮沸、型枠形成などの技術を使って薄板を複数に組み上げます。
♪さわやかな木の香りが作品の存在感を増すと、思わぬ評判もいただきました。
サービス 能登ふぐを活用した地域振興と里海保全 能登ふぐ事業協同組合 試行段階 提供見込 H25年10月頃 全国で水揚げ量No.1を誇る能登の「ふぐ」はこれまで下関を中心としたふぐ消費地向けに発送されていました。地元消費拡大を行い、地産地消と共に観光客呼び込みによる地域活性化を目的として、「能登ふぐ」ブランドの確立に取り組んでいます。
商品の流通経路を改善することにより環境負荷の低減に寄与します。また、地域経済の活性化により能登地域の就労者増加・維持に努め、ひいては里山里海保全の担い手を確保いたします。
また、「白子」を持つ「ふぐ」の水揚げを行っていることから、漁獲に伴った個体数の減少が懸念されるため、継続的に能登地域で「ふぐ」が水揚げされるように、稚魚放流活動にも携わっています。今後は民間の力で放流事業が実施できるように「能登ふぐ里親」サービスを現在開発中です。
サービス 特産野菜「湯涌かぶら」を通じた里山保全と湯涌地区の活性化 湯涌かぶら利用拡大協議会 サービス提供済 H23年12月 昔々、金沢に「湯涌かぶら」がありました。今から約350年前に書かれた古文書に記録が残っており、カタチが大根のように長く、味も良いと記されています。藩政時代の俳句にも詠まれるほど親しまれた「湯涌かぶら」でしたが、いつのまにか湯涌から消えていました。
 住んでいるまちの名前をつけたものが残っていないのはとても残念です。私たちは地元の農家の方と一緒に、江戸期のかぶらに近いと思われる品種を何種類も試験的に植えながら「湯涌かぶら」の姿かたちを推理しています。
「まぼろしの湯涌かぶら」を追いかけているのではなく、「新・湯涌かぶら」を育てていく、この活動を地域に大きな根を張る「株」に育てて行きたいと考えています。
※「応募アピールポイント」の記載は応募申込書の内容をそのまま転記したものであり、事務局は記載の適正について確認しておりません。

問い合わせ先

【石川県生活環境部温暖化・里山対策室】

〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 TEL 076-225-1462 FAX 076-225-1479
E-mail:ontai@pref.ishikawa.lg.jp

【公益社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議(県民エコステーション)】

〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地 TEL 076-266-0881 FAX 076-266-0882
E-mail:info@eco-partner.net