石川県 Ishikawa prefecture
     
 
   
パーソントリップ調査の結果T
人の動き
 
 
 @ 総トリップ数は、今回から減少傾向に転じました。
 
平成19年の生成交通量は、1,570.7千トリップ/日となり、前回(平成7年)よりやや減少傾向です(0.99倍)。
人口が増加したにも関わらず生成交通量が横ばいであるのは、一人当たり生成交通量が減少したためです。
 
 
図表 I - 1:都市内発生交通量の推移
 
 
 A 平均トリップ長は、初回から増加傾向にあり、全国平均と比べると短トリップです。
   (コンパクトな市街地)
 
平均トリップ長は増加傾向です(平成7年の1.07倍)。全国の平均トリップ長と比べると、トリップ長は小さくなっています。金沢都市圏は、コンパクトな市街地となっていることがうかがえます。⇒図表I - 2
手段別でみると、徒歩・二輪での伸び率が大きくなっています。⇒図表I - 3
 
 
図表 I - 2:平均トリップ長の推移(km/人)
 
図表 I - 3:手段別平均トリップ長
 
 
 B 目的別生成交通量は、
「通勤」、「私事」目的が増加(1.04倍、1.16倍)、「通学」、「業務」、「帰宅」目的が減少傾向となっています。
「販売・配達」などの業務交通量は減少しています(0.79倍)。
「スーパー・デパート」への買い物交通は増加しています(1.46倍)。
 
通勤目的交通は、昭和49年から単調増加の傾向にあり、平成7年からは自宅外で働く従業者数の推移に応じて横ばいの傾向です。通学目的交通は、生徒・学生数の減少に伴い、昭和59年以降減少傾向にあります。⇒図表I - 4
業務交通の内訳では、「販売・配達」、「作業・修理」は平成7年から減少傾向にあります。⇒図表I - 5
私事目的交通は、昭和59年から平成7年にかけていったん減少したものの、全体的に増加傾向にあります。その内訳をみると、「買い物」目的の増加が顕著であり、「買い物」目的の行き先については「スーパー・デパート」の伸びが著しく、郊外大型商業施設の利用が増え、個人商店の利用が低下していることが本調査結果からも裏づけられます。
⇒図表I - 6, I - 7
 
 
図表 I - 4:目的別トリップ数の推移
 
図表 I - 5:業務目的詳細別のトリップ数の推移
 
図表 I - 6:私事目的詳細内訳別の推移
 
図表 I - 7:買い物目的の行き先
 
 
 
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