お米を食べて能登とトキを応援。生産者×トキ×応援者=トキめく能登の未来 お米を食べて能登とトキを応援。生産者×トキ×応援者=トキめく能登の未来

トキめく能登の
未来米づくり

トキが⽣息しやすい環境づくりを進めるため、環境にやさしい農業(化学肥料、化学合成農薬の削減)に加え、トキの主な採餌場所である⽔⽥で餌となる⽣き物を育む取組や冬場でも⽔⽥で採餌ができるようにする取組など(トキの餌場づくり)を実践する⽶づくりを認証します。

トキが生息する水田の風景

「トキめく能登の未来」
米づくり認証制度

名称に込めた想い

「トキめく能登の未来」⽶づくり認証制度という名称には、「トキの放⿃をきっかけとした能登の⾥⼭⾥海の活性化」、「⼈と⾃然が調和するトキとの共⽣」、そして「震災からの⼒強い復興」という、3つの想いが込められています。

名称にこめた3つの想い

認証マークについて

認証を受けた⽶づくりにより⽣産されたお⽶のマークです。取組状況に応じ、2つのパターンがあります。トキを育む環境に配慮した⽶づくりで作られたお⽶だけが、このマークを貼ることができます。トキへの愛情・⽣産者の想いを感じてください。

「トキめく能登の未来」米づくり認証制度 認証マーク 「トキめく能登の未来」米づくり認証制度 認証マーク

虹色の羽をきらめかせ、能登の里山里海を自由に飛びまわることが大好きです。人と自然をつなぎ、復興のシンボルとして能登へ幸せを運び、その魅力をみんなに届けます。

「トキめく能登の未来」米づくり認証制度 認証マーク 「トキめく能登の未来」米づくり認証制度 認証マーク

認証の基準

・通常の⽶づくりよりも、化学肥料や化学合成農薬を削減して⽣産すること
・トキのための餌場づくりに取り組むこと
の2つの基準を設けています

認証基準

マークの色 化学肥料・
化学合成農薬
江(え)の
設置
魚道(ぎょどう)
の設置
水張
(みずはり)
水田の設置
冬期湛水
(とうきたんすい)
畦畔除草剤
不使用
生き物
調査
認証マーク(赤):化学肥料・化学合成農薬5割以上削減 5割以上削減 いずれか
一つ以上選択
必須 必須 年1回
以上
認証マーク(青):化学肥料・化学合成農薬3割以上削減 3割以上削減 いずれか
一つ以上選択
マークの色 認証マーク(赤):化学肥料・化学合成農薬5割以上削減 認証マーク(青):化学肥料・化学合成農薬3割以上削減
化学肥料・
化学合成
農薬
5割以上削減 3割以上削減
江(え)の
設置
いずれか
一つ以上選択
いずれか
一つ以上選択
魚道
(ぎょどう)
の設置
水張
(みずはり)
水田の設置
冬期湛水
(とうき
たんすい)
必須
畦畔除草剤
不使用
必須
生き物
調査
年1回
以上
  • 江(え)の設置

    江(え)の設置

    田んぼの中に、トキの餌となる水生生物の住処となる湿地状の深みを作ること。

  • 魚道(ぎょどう)の設置

    魚道(ぎょどう)の設置

    魚や小さな水生生物が、田んぼと水路を行き来できる水の通り道を作ること。

  • 水張(みずはり)水田の設置

    水張(みずはり)水田の設置

    豊かな生態系を作るため、休耕田などに年間を通じて常に水を張ること。(ビオトープ)

  • 冬期湛水(とうきたんすい)

    冬期湛水(とうきたんすい)

    トキが冬期に餌を取れるよう、冬に田んぼに水を張った状態を保つこと。

  • 畦畔除草剤不使用

    畦畔除草剤不使用

    田んぼの畔(あぜ)に除草剤を使わない。

  • 生き物調査

    生き物調査

    トキの餌となる生き物の生息状況を調査。

トキめく能登の未来米づくりの
取組を行う生産者たち

アイコン
私たちがお米を作っています

モデル地区名:珠洲市三崎町粟津地区

粟津村おこし推進協議会

三崎町粟津は、能登半島の最先端・珠洲市にある美しい里山と里海に囲まれた小さな里です。平成23(2011)年にトキが飛来してから、環境整備と環境に配慮した米づくりが始まり、能登でのトキ放鳥に向けたトキ放鳥推進モデル地区の一つに選定されています。粟津村おこし推進協議会では、いつも当たり前に見てきた粟津の景色を、これからもずっと子供たちが見続けていけるよう、遠くの町で暮らす子供たちがいつでも帰ってこられるよう、たくさんの生き物たちと粟津でみんな仲良く暮らしていけるよう、これからも活動を続けて行きたいと思っています。

粟津村おこし推進協議会

モデル地区名:能登町九里川尻地区

有限会社内浦アグリサービス

「内浦アグリサービス」は、能登町でお米・季節野菜を中心に生産・販売を行う特定農業法人です。地域の農地を守り、生き物にとっても暮らしやすい環境を整えるため、畦畔の草刈りやトキの餌場となる江や魚道の維持管理に取り組んでいます。管理には人手と時間が必要で、手間がかかるため日々苦労していますが、トキが再び能登に戻ってこられるよう、これからも環境との調和を大切にしながら、生き物に優しい里山づくりに取り組んでいきたいです。

有限会社内浦アグリサービス

モデル地区名:穴水町甲地区

集落営農組織
「夢ファームかぶと」

「夢ファームかぶと」は、高齢化などにより耕作できなくなった水田を引き受け、個人が所有する農機を持ち寄って協力し、地域の稲作を維持する集落営農組織です。令和4(2022)年度からは、トキ生息環境整備モデル地区として、地域全体でトキの餌場となる水田づくりに取り組んできました。令和 6(2024)年の地震による津波の影響で、一部の水田は耕作できなくなりましたが、山に囲まれたこの地域はトキにとっても暮らしやすい環境だと考えています。これからも、この地域を大切に守っていきます。

集落営農組織
「夢ファームかぶと」

モデル地区名:中能登町春木地区

農事組合法人 能登やまびこ
代表理事 山口 勝

当法人は、自然と人が共生する環境重視の農業と地域の住環境を地域全体で守ることが私たちの使命と考え、これまでも環境保全型農業に取り組んできました。畦畔の手刈り除草は重労働ですが、平成20(2008)年から畦に除草剤を撒かない営農手法を実施しており、地域に根付いたもので、トキの餌となる多様な生き物も確認できます。今後も環境対策重視の営農手法を積極的に取り入れて、トキのためにも環境に優しい生産活動を進めていきたいです。

農事組合法人 能登やまびこ
代表理事 山口 勝

モデル地区名:羽咋市南潟地区

農事組合法人 アグリスターオナガ
代表理事 濱田 栄治

トキの放鳥に向けて、餌となる生き物が住みやすい田んぼづくりに取り組んでいます。具体的には、水路(江)やビオトープを整え、化学肥料や化学合成農薬をできるだけ使わないお米の栽培です。化学合成農薬を減らすことで、草刈りなどの作業は増え、収穫量が安定しないこともありますが、その分田んぼには、ドジョウやカエルなど多くの生き物が戻ってくるようになりました。持続可能な農業への転換こそが、トキと能登の農業、どちらの未来も守ることに繋がると感じています。トキが舞う能登の風景を思い浮かべながら、味わっていただけたら嬉しいです。

農事組合法人 アグリスターオナガ
代表理事 濱田 栄治

モデル地区名:七尾市中島町釶打地区

農事組合法人 なたうち 代表理事 村田 正明

釶打地区では当法人のみならず、地域住民で構成する「美土里ネットなたうち」も主体となり、トキ放鳥に向けた環境整備に取り組んできました。化学肥料・化学合成農薬を減らして米を作るのは手間も増えますし、収量も安定しなくなります。特に畔の草刈りは重労働で、夏の暑い時期は体調に気を付けながら、時間をかけて行う必要があります。それでも田んぼにカエルやトンボなどの生き物を見かけることが増え、頑張ってきた甲斐があったなと嬉しくなりました。今後もトキと共生できる環境づくりと安心安全な米づくりの両立に取り組んでいきたいと思います。

農事組合法人 なたうち
代表理事 村田 正明

取組紹介動画

もっと知りたい!
トキとトキめく能登の
未来米づくりのこと

「トキ放鳥推進モデル地区」

トキは水田に生息するカエルやドジョウ、畔にいるミミズやバッタなど、数多くの生きものを餌にします。県では、トキの生息環境整備のため、令和4年度に能登地域の4市5町に1地区ずつ「トキ放鳥推進モデル地区」を選定しました。モデル地区では、地域の生産者などが、佐渡での取組を参考に、化学肥料や化学合成農薬の使用を減らすとともに、トキの餌場づくりに取り組んでいます。そのうちの一つが、本州で初めてとなるトキの放鳥場所となった羽咋市南潟地区です。

モデル地区の取組

①化学肥料・化学合成農薬の5割以上削減
②江、魚道、水張水田の設置
③冬期湛水
④畦畔除草剤不使用
⑤生き物調査

モデル地区で行われている環境保全に配慮した米づくりの様子
トキめく能登の未来米づくり「トキ放鳥推進モデル地区」

石川県とトキのつながり

昭和初期に能登の空を舞っていた野生のトキの姿

⽯川県とトキのつながりは深く、能登では昭和の初めごろまで空を舞う姿が⾒られました。能登に⽣息していたトキは、繁殖期は奥能登に巣をつくり、夏になるとエサ場をもとめて⽻咋市周辺にある眉丈⼭へ移動していました。しかし、⾥⼭が荒れたことなどによりその数は減り、昭和 45(1970)年に国の指示により、本州最後のトキ「能里(のり)」を穴水町で捕獲し、佐渡島に移送されたことで、本州からトキが絶滅しました。昭和 56(1981)年には国内で最後まで残っていた 5 羽が佐渡で捕獲され、日本の野生のトキは姿を消すことになりました。平成 11(1999)年、中国からやってきたトキの繁殖が成功し、平成 20(2008)年には、佐渡で初めてのトキの放⿃が⾏われ、10⽻が⾃然の空に⾶び⽴ちました。 ⽯川県では、平成22(2010)年に「佐渡トキ保護センター」で飼育していたトキのつがい 2 組を「いしかわ動物園」に移送し、飼育が始まりました。令和 8(2026)年度には、⽻咋市でのトキ放鳥が決定しており、能登の創造的復興のシンボルとして「トキが舞う能登」を実現するために取り組みを進めています。