石川県立白山ろく民俗資料館
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杉原家

杉原家

杉原家すぎはらけ

杉原家は嶋村(現在の白山市桑島)にあった旧家で、屋号を「助五郎」と名のり、江戸時代には嶋村の村役人(組頭など)を代々つとめました。酒造業や養蚕を行うとともに、米・衣類など食料や生活用品をあつかう商いを広く展開していました。

建物は、江戸時代終わり頃の元治元年(1864)当家7代目利五郎の時、越前(現在の福井県)永平寺の宮大工、大久保政吉が棟梁となって建てたものです。一棟としては石川県下で最大級の民家で、外壁は土蔵造りになっており、その厚さは20cmにおよびます。1階の「オマ」(居間)には家族や客専用の「上のオマ」と使用人専用の「下のオマ」があり、2・3階は養蚕のために天井や梁を低くして中柱の少ない構造となっています。

建築年代 元治元年(1864)
建築様式 切妻造り妻入り形式
木造三階建
栗小羽葺
延床面積 1,109平方メートル(335坪)
文化財指定 石川県指定有形文化財(建造物)
指定年月日 昭和59年1月31日
広間・中の間
広間・中の間
居間
居間
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