石川県立白山ろく民俗資料館
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尾田家

尾田家

尾田家びたけ

尾田家は、白山市(旧白峰村)大道谷五十谷の山中(標高780 m)にあった出作り民家で、江戸時代の終わり頃に建てられた永住出作り小屋です。大部分が家族の手によって造り上げられた素朴な建物であり、屋根は茅葺の合掌造りですが、屋根を地面までのばしたナバイ小屋になっているのが特徴です。

建物の妻側にある玄関とは別に、奥の仏間の脇には「坊さま」と「蚕さま」専用の出入口があり、真宗信仰と養蚕に対する熱心さがうかがえます。また、玄関の脇には、猫専用の出入口「ネコクグリ」も設けられています。猫は、ねずみから農作物や蚕を守ってくれるので、家で大事に飼われていました。

建築年代 文久2年(1862)頃
建築様式 入母屋造り妻入り形式
木造平屋
茅葺
延床面積 98平方メートル(30坪)
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財
指定年月日 昭和53年8月5日

居間・ジロ

展示資料
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