平成28年3月12日〜3月13日にかけて、SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワークの会員セミナー及び第3回実務者連絡会議を開催します。
<SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワーク会員セミナー> 開催レポート
「世界農業遺産シンポジウム〜未来につなぐ能登の生業〜」 ※どなたでもご参加いただけます。
日 時 : 平成28 年3月12日(土) 13時00分〜15時30分
場 所 : 国民保養センター キャッスル真名井 キャッスルホール (石川県穴水町川島井61-1) 地図
内 容 : 世界農業遺産「能登の里山里海」では長年にわたる人々の暮らしの中で多種多様な生業が営まれてきました。
これまで培われてきた伝統ある生業を後世に継承しつつ、能登の活性化につながるような新たな生業を創出するためには、どういった取組が必要となってくるのかについて、参加者の皆様とともに考えていきます。
<SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワーク第3回実務者連絡会議> ※会員のみ
日 時 : 平成28 年3月12日(土) 16時10分〜17時00分
場 所 : 国民保養センター キャッスル真名井 スペーシアU (石川県穴水町川島井61-1) 地図
議 題 : ◆当年度事業について
◆ロゴマークの作成について
◆活動事例集の作成について
<SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワーク現地視察> ※会員のみ 開催レポート
日 時 : 平成28 年3月13日(日) 9時00分〜17時30分 (行程表)
内 容 : 世界農業遺産「能登の里山里海」バスツアー
里山里海の恵みを活用した取り組みを中心に、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を視察します。
【視察先】
・ まるやま組
生物多様性アクション大賞2014大賞を受賞した「まるやま組」は、 奥能登の各農家に古くから伝わる農耕儀礼「アエノコト」(ユネスコ無形文化遺産)
と毎月の田んぼの生物調査をつないで少し趣向を変えたアエノコトを行うなど、生物多様性と伝統的なくらしの知恵をつなぐ様々な活動を行っていま
す。
・かあさんの学校食堂
廃校となった小学校を活用した学校食堂。地元の女性グループが中心となって、地元食材を利用した食事メニューの開発・提供に取り組んでいま
す。食文化を楽しみながら地域を盛り上げており、彼女らが開発した里山里海のお弁当は、第4回 いしかわエコデザイン賞 2014特別賞(里山里海
賞)を受賞しました。
・中居湾ふれあいパーク
「ボラ待ちやぐら」の見学。日本最古の漁法ともいわれるボラ待ち漁は、高さ6mほどのやぐらの周囲25m四方に網を張りめぐらし、やぐらの上から
ボラの群れが網に入るのをじっと待つ漁法です。 30年以上にわたって能登近海の自然史の調査・研究に携わってきた、のと海洋ふれあいセンタ
ーの坂井恵一普及課長から、能登における特徴的な漁法や沿岸生態系について教わります。
・ 森川仁右ヱ門商店
平安時代から能登の名産品として地域に根付いてきた里海の産物「なまこ」の加工品をつくる加工場。腸の塩辛である「このわた」、卵巣でつくる
「くちこ」、なまこの乾燥品「きんこ」など里海の資源を活かす知恵と技術を現場で学びます。
クリ園の耕作放棄地をブドウ畑として再生し、能登産ブドウ100%でワインを醸造するワイナリー。地元の名産である牡蠣の殻を土づくりに活用する
など資源の循環にも取り組んでいます。