活動インタビュー

石川県酒造組合連合会

広域食

地酒を通して石川の食文化をアピール
石川県酒造組合連合会では、どのような取組みを進めているのですか。
多彩な活動に力を入れています。その一つが、平成25年に始めた「サケマルシェ」です。2回目となる26年には金沢、能登の両会場に10,000人以上の方に来場いただき、県内各地の地酒とともに、和洋問わずそれに合うグルメをカジュアルに楽しんでいただきました。また、冬場に仕込んだ清酒を一夏熟成させ、秋に出荷する「石川ひやおろし」、3月には吟醸酒の「初しぼり」といった限定酒も解禁日を設定して売り出しています。季節感のある地酒として親しんでほしいという思いから始めたもので、おかげさまで解禁日を待ち望む方が増えています。新幹線開業後の平成27年夏にも組合の統一企画として限定酒を考えているところです。ほかにも、金沢駅では、ISHIKAWA SAKE SHOP & BAR「金沢地酒蔵」において、県内35蔵の地酒を試飲でき販売も行っております。

平成27年10月には、日本酒文化の普及・啓発に取り組む「日本酒で乾杯推進会議」の全国大会が、金沢市で開かれるそうですね。
はい。全国大会は石川県酒造組合連合会が誘致に取り組んだものであり、地酒はもちろん、古里の恵まれた食材を生かした豊かな食文化を発信する好機だと捉えています。開業準備にあたっては、県内の経済界や文化界のトップ、市町の首長など、たくさんの方に参加していただき、平成25年10月に「地酒で乾杯いしかわ会議」を設立しました。26年2月には、県内で生産したり、県産の原材料を使ったりした酒類による乾杯を推進する「いしかわの酒による乾杯を推進する条例」も制定されました。さまざまな方面から後押しをいただき、ぜひとも全国大会を盛り上げたいと考えていて、同月には連合会主催のイベントも予定しています。イベントは「サケマルシェ」を生かした内容とする計画で、27年を1回目とし、継続して開催していく考えです。全国大会と新イベントの開催で相乗効果を高めていきたいですね。

プロジェクトイメージ写真 プロジェクトイメージ写真


北陸新幹線開業を呼び水に、酒どころ石川の魅力がより多くの方に伝わればと思います。
私たちも期待しているところです。日本酒は料理とともに味わうことが多く、召し上がる時間帯も夜がほとんどです。つまり、地酒は食事や宿泊とセットで楽しむもので、滞在型観光のキーワードの一つになると考えています。全国的に見ると、日本酒の消費量は減少傾向にあり、酒造りを断念する酒蔵も増えています。そんな厳しい現状ですが、決して将来を悲観してはいません。海外で日本食ブームに合わせて日本酒の消費が増えているように、国内でも再び脚光を浴びる日は必ず来ると信じています。ただ、その日は単に待っていても訪れません。「古里や日本の誇る伝統文化である日本酒にどのような色を付けて、どう訴求していくか」。組合として、これからもどんどん知恵を絞っていきたいと思います。