活動インタビュー

穴水町ふるさと案内人の会

能登おもてなし

町全体で観光客をお迎え
穴水町ふるさと案内人の会が発足した経緯を教えてください。
この会が発足したきっかけは、穴水町が平成23年度に町民を対象に実施した歴史講座です。最初は町の歴史を学ぶ場だったのですが、「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定され、間近に迫った北陸新幹線の開業を見据えたとき、穴水町に観光ボランティアの団体がないのは観光客の受け入れ体制が整っていないという話になり、歴史講座がいつしか観光ボランティア養成講座に発展しました。その卒業生23人のうち14人が平成24年8月に「穴水ふるさと案内人の会(愛称・里ナビ)」を発足したのです。

現在、どのようなことに力を入れていますか。
発足してから間もないので、会員は、年5回開催している養成講座などで、観光ボランティアガイドとしての知識や技術を高めるのに力を注いでいます。あらためて町のことを勉強してみると、平安末期から鎌倉前期にかけて活躍した長谷部信連をはじめとして、長家の祈願所である「来迎寺」に石川県天然記念物のライコウジキクザクラがあることや、かつてこの地が鋳物の町として栄えた歴史を持つなど、地元に住んでいながら知らないことが多いことに気づかされます。また、会員同士が考えを出し合い、独自のモデルコースも作成し、「中居湾ふれあいパーク→能登中居鋳物館→さとり道」「穴水駅→穴水商店街→来迎寺」「長谷部神社→穴水町歴史民俗資料館→潮騒の道」「能登大仏(真和園)」などのコースがあります。もちろん、まだまだ至らない部分がありますが、観光客の方々をガイドする機会もあります。その際には、おもてなしの心を持って、穴水町の歴史と住民の人柄を伝えています。

プロジェクトイメージ写真 プロジェクトイメージ写真


これからの活動について教えてください。
もっと町民の方々に穴水町のことを知ってもらいたいと考えています。例えば、穴水町には、海岸線を歩く「潮騒の道」と、2社7ケ寺を巡る「さとりの道」というウォーキングに適した散策路がありますので、町の歴史や観光スポットを案内しながらウォーキングできるイベントを開催できるのではないかと思っています。住民の方々が、穴水町が積み重ねてきた歴史を今一度振り返るとともに、恵まれた自然に感謝する気持ちを持つことが、町全体で観光客をお迎えする態勢が整えることにつながると信じています。その先頭に立つ役割を担うのが穴水町ふるさと案内人の会であり、これからもその自覚を持って会の運営に当たっていきたいと思います。