活動インタビュー

NPO法人歴町センター大聖寺-若者が楽しく学び、歩ける城下町大聖寺

リーディング歴史・景観

新しい観光のあり方を提案したい
NPO法人歴町センター大聖寺は平成13年に設立されています。どんな活動をされてきたのですか。
平成6年、民間有志が大聖寺藩内に残る歴史的な景観を守り、次代に引き継いでいこうと、「楽しく歩こう歴史街道」を開催したのがスタートです。以後、一里塚の石柱建立や藩政期に建てられた「時鐘堂」の再建(14年)、五徳庵の整備(17年)、関所跡の復元(23年)などを、すべて寄付金を募って行ってきました。

それはすごいですね。旧大聖寺川で屋形船も運航されているそうですね。
はい。ふるさとを見つめ直す中で、四季ごとに美しい自然や貴重な文化財、のどかな田園風景が点在する旧大聖寺川の素晴らしさを再発見し、町の新たな魅力づくりにと18年から始めました。船から眺める景色は趣もひときわで、第15回いしかわ景観賞にも選定されました。今では年間、約3千人の利用客があり、大聖寺のにぎわい創出にひと役買っています。

プロジェクトイメージ写真 プロジェクトイメージ写真


現在、取り組まれる「若者が楽しく学び、歩ける城下町大聖寺」はどんな内容ですか。
全国の若者や学生が、大聖寺のまちづくり活動に参加したり、伝統文化などを体験したりして学ぶことで、交流人口を拡大し地域活性化につなげたいと思っています。スタートした24年度は、金沢大学、福井県立大学、埼玉大学、東海大学のほか、中国からの留学生が訪れています。「文化合宿」と銘打ち、大聖寺を学びの舞台に、景観整備活動の体験、伝統文化・伝統芸能・伝統工芸の体験、屋形船の船頭や伝統的な結婚式の体験まで、バラエイティーに富んだメニューをそろえています。
 学生だけでなく、一般の方を対象にしたコースもあります。いずれもボランティアガイドや学芸員、景観専門員、市民らが丁寧に案内し、理解や興味を深めてくれます。「私たちが誇りを持つまちの魅力にふれることで、ゲストの心がより豊かになっていく」。そんな新しい観光のあり方を提案していきたいですね。