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新幹線の開業に伴い、それまでの特急列車の利用客が新幹線に移ることで、輸送量に著しく影響を受けることとなる線区を並行在来線といいます。
県内並行在来線のうち金沢以東の区間は、石川県及び沿線の金沢市、津幡町が、平成17年4月に北陸新幹線金沢開業時に並行在来線を経営分離することに同意しており、下記の区間を、石川県、県内市町及び民間企業の出資により設立したIRいしかわ鉄道株式会社が運行しています。
〈普通列車〉(平日)
〈貨物列車(定期列車のみ)〉
〈特急列車〉
また、金沢以西の区間は、石川県及び沿線の金沢市、小松市、加賀市、白山市、能美市、野々市市が、北陸新幹線敦賀開業時に並行在来線を経営分離することに平成24年5月に同意しています。
並行在来線は、新幹線開業時にJRから経営分離されますが、経営分離後も、地域住民の生活に欠かせない交通手段を確保するために、石川県内単独(上下一体)の第三セクターとして存続させる必要があると考えています。
このため、まずは金沢以東の区間の並行在来線の安定的な経営に向けて、官民挙げて協議する場として、関係市町、経済界の方々も構成員とした石川県並行在来線対策協議会を設置し、並行在来線のあり方について調査・検討してきました。そして、平成25年3月27日に、並行在来線を運営する第三セクターの経営の基本的な枠組みを定める経営計画の改訂版を決定しました。
これをもって同協議会は発展的に解消し、平成25年11月26日に新たにIRいしかわ鉄道利用促進協議会を設置し、平成26年4月30日にIRいしかわ鉄道利活用促進アクションプランをとりまとめました。
さらに令和4年度末までに開業が予定されている金沢以西の区間の並行在来線について、県、市町、経済界などの関係機関で構成するいしかわ並行在来線金沢以西延伸対策検討会を平成29年3月30日に設置し、そのあり方について幅広く協議を開始しました。
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