高校生のあなたへ
ヤングケアラーの勉強と部活動
#学校生活#部活#進路

一般社団法人ヤングケアラー協会
皆さんの中には、家族の世話や家事を日常的に行っている人がいるかもしれません。
しかし、あなた自身が「疲れたな」「もう少し自分の時間が欲しいな」「部活の大会が近いからもっと打ち込みたいな」「進路のことどうしよう」といった思いを感じることはありませんか?学校生活、部活動、友人との時間を楽しみたい気持ちがありながらも、家族を支える役割を担うことはとても大変なことです。
ヤングケアラー*は、自分の状況を誰にも話さずに、抱え込んでいる場合があります。「家族のためにやるのは当たり前」と思っていたり、他の人に話すことをためらったり、「家族のことは話さなくてもいい」と思ったりしていませんか?でも、あなたの状況や気持ちを周りに相談することで、状況が少しずつ変わることがあります。先生やスクールカウンセラー、信頼できる友人に話すことで、気持ちの整理ができ、サポートを受けるきっかけを得られるはずです。
石川県の調査では、高校生の約3%、おおよそ30人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答しています。(令和4年度 石川県ヤングケアラーの実態に関する調査結果について)例えば、病気や障害のある家族の介助、きょうだいの世話、家事、家計を助けるためのアルバイトなど様々なケースがあります。これらは決して悪いことではありません。しかし、自分の将来に不安を感じたり、生活に負担を感じたりするときは、誰かに話してみることがとても大切です。
ヤングケアラーとは( 出展元:子ども・若者育成支援推進法 )「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者(おおむね30歳未満を中心とし、状況等に応じて40歳未満の者も対象となりうる)」のことを言います。
石川県には、悩みを相談できる窓口があります。家族のお世話や学校生活で「ちょっと困っている」「自分はヤングケアラーかもしれない」と感じたら、ひとりで抱え込まずに、LINE公式アカウント「いしかわヤングケアラーチャンネル」や、市や町の相談窓口へ「ヤングケアラーのことで相談したい」と連絡してみてください。
相談する内容はどんなささいなことでも大丈夫です。「こんなことで相談していいのかな?」と思うことでも、気軽に話してみてください。「いしかわヤングケアラーチャンネル」では、元ヤングケアラーの先輩があなたの気持ちや状況をしっかり聞いてくれるはずです。安心して話してみてくださいね。
元ヤングケアラーの先輩に
気軽に相談しませんか?
市や町の職員が困り事など
あなたの話を聞きます
民間の児童福祉施設の職員が
困り事などあなたの話を聞きます
子どもの福祉に関する
様々な相談を 受け付けています
0120-189-783
※24時間受付(年中無休)、通話料無料
ヤングケアラー同士がつながる
居場所づくりをしています
きょうだい同士でお話できるカフェや、
きょうだいに関する様々なイベントを
開催しています

高校生のあなたへ
ヤングケアラーへの理解をより深められる情報を
わかりやすく紹介します。
困ったことがあったら、
周囲の大人にも相談してみてね。
あなたを心配して
気にかけてくれる大人は必ずいるよ。