中学生のあなたへ
友だちのためにできること
#サポート#話を聞く

一般社団法人ヤングケアラー協会
みなさんの周りに、疲れているように見えたり、家事や家族のお世話をたくさんこなしていると感じたりする友だちはいませんか?その友だちは、もしかしたら家族を支えるために自分の時間を使っているヤングケアラーかもしれません。本来大人が行うような、家族の介護や生活の世話を必要以上にしている子どもや若者のことを「ヤングケアラー」と言います。
『友だちが困っているのでは?』と感じたら、「何か手伝えることはある?」と声をかけたり、話を聞いてみたりしてください。そして、もしその友だちが困っている様子だったら、一緒に先生やスクールカウンセラーなどに相談することを提案してみてもいいかもしれません。ヤングケアラーは、自分の状況を誰にも話さず、我慢し、ひとりで抱え込んでいることがあります。だからこそ、周りの友だちのサポートが支えになることもあります。
でも、「特別なことをしなければいけない」と思わなくても大丈夫です。あなたが、友だちのことを気にかけながらも、普段どおりに接することが何よりも支えになります。小さな気遣いが、大きな助けにつながることもあります。
友だちが困っているなと感じたら、石川県には相談できる場所があります。「家族のお世話や介護のことで困っていそうだな」「相談できる場所はないのかな」と思ったときは、LINE公式アカウント「いしかわヤングケアラーチャンネル」や、市役所と町役場に「ヤングケアラーのことで相談したい」と連絡してみてください。
相談する内容は、「友だちが学校生活と家族のお世話の両立で困っている」「勉強や遊びの時間がなかなか取れなさそうに見える」ことなど、どんなことでも大丈夫です。「何か手助けができたらいいな」「どうやって声をかけたらいいかな」など、どんな小さなことでも安心して話してみてくださいね。友だちに「こんな相談場所があるみたいだよ」と伝えてみるのもいいかもしれません。
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周囲の大人にも相談してみてね。
あなたを心配して
気にかけてくれる大人は必ずいるよ。