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2024年春に北陸新幹線県内全線開業を迎える石川県。
新幹線延伸エリアとなる南加賀を中心に、
フォトグラファーが石川県にある
おすすめのフォトスポットをご紹介。
撮影時のポイントやカメラ設定、
スマホで撮る際のアドバイスなどもお伝えします。
photo by 西田恭史 (東京カメラ部コンテスト入賞者)

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野々市市Nonoichi

重要文化財 喜多家住宅

旧北国街道にある喜多家住宅は、どこか懐かしく感じる古民家。加賀の典型的な町家づくりを今に伝える国指定重要文化財です。室内の一部だけでも絵になりますが、人物が入る事で自然とストーリーも浮かび上がってきます。特に縁側はストーリー性を感じる場所になるだけでなく、外からの天然光によって明るい撮影もしやすくなります。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F1.8
  • SS 1/1,000秒
  • 焦点距離 135mm

スマホで撮る際のアドバイス

屋内は暗いため、縁側など明るい場所の撮影だと、より撮りやすくなると思います。あと、夏だとお庭から蝉の鳴き声も聞こえてくるので、動画撮影もおすすめです。

INFOMATION

重要文化財 喜多家住宅
石川県野々市市本町3-8-11

ののいちカレード

1階から天井まで全てがおしゃれな図書館。上下アングルどちらからでも絵になるので、なるべく広角寄りのレンズで内装全体を撮影したら迫力ある構図になると思います。(図書館なので、周囲に迷惑がかからぬよう)

カメラの設定
  • ISO 160
  • 絞り F3.2
  • SS 1/80秒
  • 焦点距離 50mm

スマホで撮る際のアドバイス

内装がおしゃれなので、下から上など全体が納まるよう、ワイドに撮る方が絵になると思います。

INFOMATION

ののいちカレード
石川県野々市市太平寺4-156

白山市Hakusan

八幡神社

鳥居と、その上に高く聳え立つ樹齢何年なのかと思わせる銀杏の木。これだけでもう絵になりますが、あえて人を立たせることで、銀杏の迫力にさらに凄味が出ます。

カメラの設定
  • ISO 200
  • 絞り F4
  • SS 1/125秒
  • 焦点距離 33mm

スマホで撮る際のアドバイス

銀杏が全部収まるくらいの広角モードで撮影すると、迫力が出ると思います。場合によっては、スマホを地面に着けるほどのアンダーな角度で撮るのもいいかもしれません。

INFOMATION

八幡神社
白山市河内町吉岡ヘ111

獅子吼

広大な加賀平野と手取川の扇状地帯を一望できるスカイ獅子吼。許可を得ればフライト場にてパラグライダーの近くで撮影可能。空だけでもパラグライダーだけでもなく、その先に広がる景色と同時に切り取ることで、壮大さが増します。

カメラの設定
  • ISO 200
  • 絞り F10
  • SS 1/1,000秒
  • 焦点距離 70mm

スマホで撮る際のアドバイス

フライト場の足場は傾斜だったため、一眼カメラを構えるよりある意味スマホの方が撮りやすいかもしれません。動画で撮影して、そこから切り取っても面白いかもしれませんね。

INFOMATION

獅子吼
白山市八幡町リ110
ゴンドラ利用料 一般:往復710円・片道500円
小学生:往復300円・片道250円 未就学児:無料

川北町Kawakita

手取川高架橋と白山

北陸新幹線県内全線開業に向けて整備が進む高架橋と白山をバックに、ちょうど作業車両が通過したタイミングで撮影。開業後は新幹線を入れて撮影ができる好スポットです。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F7.1
  • SS 1/1000秒
  • 焦点距離 300mm

スマホで撮る際のアドバイス

ズームにすると画質も悪くなるので、できるだけ近づいて撮る方がいいかもしれません。また、低い河川敷からだと作業車両が高架に隠れてしまうかも?望遠必須ですが、ズームになると画質も悪くなるので、できる限り近づいて撮る方がいいです。

INFOMATION

川北町朝日地区付近

能美市Nomi

手取フィッシュランド

北陸最大規模の総合レジャーランドの手取フィッシュランド。じっと座っている被写体と、背後で激しく稼働しているアトラクションという「静」と「動」のバランスが良い構図です。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F1.8
  • SS 1/8000秒
  • 焦点距離 24mm

スマホで撮る際のアドバイス

一枚撮りだとアトラクションがブレてしまうかもなので(それはそれで良い構図かもですが)、スピードの遅い発車直後や停車直前を狙うのもいいかもしれません。

INFOMATION

手取フィッシュランド
石川県能美市粟生町ツ58

小松市Komatsu

ゆのくにの森

江戸明治時代の茅葺きの古民家を移築してできた伝統工芸村ゆのくにの森。アンブレラスカイも有名ですが、友禅の館の前にある小川に着目。上を向くと綺麗に咲き誇る紅葉。下を覗くと流れ落ちる水。「静」と「動」だけでなく、「暖色」と「寒色」といった、あえて対比する両者同士だからこそ美しい。そんな瞬間を収められます。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F10
  • SS 2秒
  • 焦点距離 40mm

スマホで撮る際のアドバイス

三脚とレンズフィルターを使って柔らかい水の流れを収める長秒撮影だったため、スマホでは難しいかもですが、逆に軽いスマホだからこそ届く画角(三脚が置けなかったり、一眼カメラの手持ち撮影だとブレたりする角度)もあると思うので、場合によれば臨場感あふれる画角から撮れる事が可能かも。

INFOMATION

ゆのくにの森
小松市粟津温泉ナ-3-3

木場潟公園

白山山系を源流として生まれた肥沃な加賀平野の中心部の小松市にある木場潟公園。カヌーが割と頻繁に通ってくれるので、丁度白山と重なるように撮るといい構図になると思います。(シャッタースピードは速めに)

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F6.3
  • SS 1/1250秒
  • 焦点距離 135mm

スマホで撮る際のアドバイス

一枚撮りだとカヌーがブレてしまうので、連写モードの方がいいと思います。

INFOMATION

木場潟公園
石川県小松市三谷町58

ハニベ巌窟院

昭和26年(1951)に作られた洞窟寺院。大仏の迫力、存在感が本当すごいです。人物を立たせることで、大仏の大きさがより引き立つと思います。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F6.3
  • SS 1/320秒
  • 焦点距離 50mm

スマホで撮る際のアドバイス

これはどこから撮っても絵になると思います。画質も良くなるよう、ズームせずなるべく近づいて撮ると良いと思います。

INFOMATION

ハニベ巌窟院
大人:800円 小人(小・中・高校生):500円

尾小屋鉱山資料館

日本有数の銅山として知られている尾小屋鉱山。ローアングルから撮ることで、さらに奥に広がる洞窟らしさになります。人物を立たせたら冒険感が尚際立ちます。

カメラの設定
  • ISO 250
  • 絞り F2.2
  • SS 1/60秒
  • 焦点距離 24mm

スマホで撮る際のアドバイス

中は暗いので、照明の近くで撮る方がいいと思います。

INFOMATION

尾小屋鉱山資料館
一般(個人):500円 高校生以下:無料

加賀市Kaga

加佐の岬

夕焼けスポットとしても、パワースポットとしても有名な加佐の岬。斜めに聳え立つ松の木がこの岬のシンボル的存在の一つでもあり、バックの空と海と組み合わせる事で、まさに日本海の荒波や暴風にも負けないんだというパワーを感じる一枚が撮影できます。

カメラの設定
  • ISO 160
  • 絞り F4
  • SS 1/400秒
  • 焦点距離 27mm

スマホで撮る際のアドバイス

スマホに限らずですが、加佐の岬自体が壮大な絶景ポイントのため、どこかを部分的に撮るだけだと中々迫力が伝わりにくいかもしれないので、もし迫力を第一に出すのであれば広角モードやパノラマモードにした方がいいかもしれません。

INFOMATION

加佐の岬
加賀市橋立町

我谷吊橋

加賀市の我谷ダム湖に架かる、緑が生い茂る山奥の中で鮮やかに映える赤い橋。それだけでも十分なインパクトなのですが、橋の真ん中に人が立つとさらに絵になります。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F1.8
  • SS 1/1,000秒
  • 焦点距離 135mm

スマホで撮る際のアドバイス

人物を橋の中心に配置する場合は、ポートレートモードにすれば、奥行きのある背景もボケて、さらに人物が際立つ写真になります。

INFOMATION

我谷吊橋
加賀市山中温泉我谷町

杉水

山中温泉のさらに奥地にあるオアシスのような場所の杉水地区集落。山奥で自然も美しい、なのに街中のような生活感もあり、そんな美しいギャップを感じながら切り取りました。

カメラの設定
  • ISO 100
  • 絞り F1.8
  • SS 1/200秒
  • 焦点距離 135mm

スマホで撮る際のアドバイス

広角モードで撮影すると、空まで写り、壮大さが増します。あとスマホに限らずですが、時間帯によっては逆光になるので注意。

INFOMATION

杉水
加賀市山中温泉杉水町

石川県九谷焼美術館

展示されている九谷焼も美しいが、建物のデザイン自体が非常にアート。さらにアート感を出せたらなと、上の天井と下の手すりを対比させるようなアングルで撮影してみました。中央にモデルさんを立たせることでさらに上下が活きてくると思います。

カメラの設定
  • ISO 400
  • 絞り F1.4
  • SS 1/125秒
  • 焦点距離 24mm

スマホで撮る際のアドバイス

内装がおしゃれなので、壁や天井など全体が納まるよう、ワイドに撮る方が絵になると思います。

INFOMATION

石川県九谷焼美術館
一般:¥560 高齢者(75歳以上):¥280 高校生以下:無料