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ホテル黒部に嫁いだ昭和44年、集中豪雨で黒部川が氾濫し、宇奈月温泉は一時、源泉の湯が使えなくなった。各旅館はやむなく沸かし湯で急場をしのいだものの、湯質の違いは明らかで、天然温泉のありがたさが身にしみたという。
「源泉が90度以上あり、湯量も豊富。しかも透明度が高く、サラリとしていて、肌がつべつべになるのが宇奈月の湯の特長です。黒部峡谷やトロッコ電車だけでなく、湯の素晴らしさをもっとアピールしたいと思っているんですよ」
「つべつべ」は「つるつるすべすべ」を意味する地元の方言である。 |

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宇奈月温泉かたかご会は平成18年、自慢の湯を活用したオリジナル入浴剤「つべつべ宇奈月」を開発し、人気商品に育て上げた。
「かたかご会は宇奈月温泉の広告塔を自負しています。商品開発だけでなく、全国各地に出かけPRにも努めています。」 昨秋には、トロッコ電車に女将らが乗り込み、ガイドを行う試みに挑戦し、宿泊とのパック企画が好評を博した。今年も紅葉が楽しめる11月末まで実施中だ。 |
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