うつ病〜発症のきっかけの多くは環境の変化〜

日本人の15 人に1 人が一度はこの病気にかかるとされ、どの年代にも発症する可能性があります。憂うつや無気力といった心の症状が、不眠や食欲不振など、体にも表れます。

どんな病気?症状は?

うつ病は決して珍しい病気ではなく、さらに女性は男性の2 倍うつ病になる確率が高いとされています。

うつ病は脳の神経機能がうまく働かないことが原因で、憂うつな気分や無気力感が長期間続き、日常生活にも影響を与えてしまう病気です。環境の変化がきっかけになることが多いようです。

うつ病は女性ホルモンとかかわりが深いとされ、女性には病気にかかりやすい時期があります。出産後は急激に女性ホルモンの分泌が減少するため、軽度のうつ状態である「マタニティー・ブルー(産後うつ)」を経験する女性はたくさんいます。通常は1 週間ほどで良くなりますが、長引くと子供の発育にも影響があります。そのほかに、更年期うつや老年期うつもあります。

症状がうつ病に似ている心の病気もあります。不安感が高まるパニック障害や極度に緊張する社会不安障害などはうつ病を併発しやすいです。

診断方法は?治療法は?

Check List

 気になる症状が2 週間以上続いた場合は、早めに精神科などを受診しましょう。早期発見、早期治療が大切です。

治療は休養と投薬が中心です。家族は「励ましは厳禁」を肝に銘じて、じっくりと治療を見守ってください。

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