尿もれ〜筋肉を鍛える体操で改善も〜

せき・くしゃみをしたときや、重いものを持った拍子などに尿がもれます。体の仕組みのため女性に多い症状で、妊娠・出産を経験した女性を中心に、若い世代で悩みを抱えている人もいます。

どんな病気?症状は?

尿もれのタイプには、せき・くしゃみなどをしたときに思わずもれる腹圧性尿失禁と、トイレに行く途中で我慢できずにもらしてしまう切迫性尿失禁があります。

  

女性の尿道は男性に比べて約4分の1〜5分の1と短いうえに、出産や女性ホルモンの減少、便秘、肥満、老化、運動不足などが原因で膀胱(ぼうこう)や尿道を支える筋肉が緩むため、尿もれは女性の患者が多く、3〜4人に1人は経験があると言われています。

治療法は?

Check list

最も多い腹圧性の軽い尿もれの場合は、肛門(こうもん)や膣を引き締めている骨盤(こつばん)底筋(ていきん)を鍛える体操を行うことで改善されます。切迫性の場合は膀胱や尿道の働きに問題があることが多く、治療では尿道の緊張を高める薬を使ったり、ひどいときは手術を行うこともあります。混合型の例もありますので、心配なときは泌尿器科や婦人科を受診しましょう。

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