自己免疫疾患〜風邪と思いこまず早めの治療を〜

免疫のシステムが機能しない病気の総称で、全身に症状がでる疾患もあれば、1つの臓器だけに起こる炎症もあります。難病も多く、上手に病気と付き合っていくには、早期治療がカギです。

どんな病気?症状は?

体に侵入してきた細菌やウイルスを排除する免疫システムが働かず、自分の体の細胞を敵として攻撃してしまう病気を自己免疫疾患と呼びます。発熱を伴うことが多く、皮膚や血管、関節などに炎症を起こします。

代表疾患が膠原病(こうげんびょう)です。高い熱が下がらず、関節痛やだるさがあることから、風邪と間違えやすいです。関節を変型させる関節リウマチや顔に蝶型の湿疹(しっしん)が出る全身性エリテマトーデス(SLE)は膠原病の1つ。ほかにシェーグレン症候群、混合性結合組織病、強皮症なども女性に多い膠原病です。

自己免疫疾患には、甲状腺疾患も含まれます。女性に多く発症することから、ホルモンの関与が指摘されています。

診断方法は?治療法は?

Check List

血液検査で赤血球の働きや「抗核抗体」を調べます。

ステロイド剤などの薬物治療や点滴治療が中心で、基本的には一生病気とつきあうことになります。しかし、薬をうまく使って症状をコントロールすることで、日常生活を送ることができます。

ページトップへ

このホームページに関するお問い合わせは  石川県健康推進課 〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 行政庁舍9F
TEL. 076-225-1437 FAX. 076-225-1444 E-mail:kennsui@pref.ishikawa.lg.jp