緑のプロムナード計画とは、県庁移転を踏まえ、既存の県有施設を含めて、緑豊かな副都心の実現化に向けて、どのように「緑」が創られ育てられていくべきかを検討し、当面の効果ある整備の方向性を定めるものです。 また、既存のまちづくりや緑化に関する計画と整合したかたちで、「杜」や「回遊性」を創出し、人の集まりやすいまち、環境に優しいまちを目指して、県庁を中心とした地域・・「県庁周辺ゾーン」と駅から港への幹線道路・・「都心軸」について「杜につながる径づくり」をテーマに質の高い緑の景観を有する「緑のプロムナード計画」を策定します。

「杜につながる径づくり」
「杜」はこんもりとした風情で地域のシンボルとなり、「径」は緑豊かで季節の美しさを感じながら「杜」へのガイダンスとなる。
県庁舎周辺を「杜」とみなし、各方面から県庁周辺に至る道路を「杜」へ誘う「径」にみたてる。
日常生活に密着した住宅地の庭木、小公園の緑を感じつつ、緑量感のある副都心形成を目指す。

@ 新県庁周辺ゾーンの整備  
県庁舎敷地内の植栽等による石川を特徴付ける「杜」を中心に、副都心の緑の核となり、かつ、親しみを感じる「新県庁周辺ゾーン」を設ける。「新県庁舎ゾーン」は、既存の植栽を活かしつつ、より緑のボリュームを持ち賑わいや交流の場として相応しい風景を創造する。
A 緑の都市軸(緑の景観軸)の整備  
金沢の緑のネットワークを創出する軸として、新たな核と山間の緑や海側の緑など、豊かな緑陰を形成し多様な緑を結び付ける、都市軸の整備を行う。
B 地区内の歩行者ネットワークの構築  
副都心の核である県庁の「杜」を中心に、これに至るアプローチとして楽しく自然を感じながら歩ける径づくりを行う。
C 住民参加による緑のボリュームの確保  
公共施設や民地を含めて、地域の緑のボリュームを念頭に整備を行う。このための方策について提言し実行することで、緑豊かなまちなみ景観を創りあげる。
D 鳥や昆虫との共生  
緑量の確保や樹種の選定を行い、鳥や昆虫との共生空間を創る。
E 落葉や剪定枝のコンポスト化  
環境に配慮し、樹種管理により発生する落葉や剪定枝などのコンポスト化を実現する


路線名称 現 況 計 画
金沢駅港線 歩道部分 高木:ケヤキ 高木:ケヤキ
県庁前はケヤキ(H=7m)に植替え
地被:コグマザサ 低木:ヒラドツツジ
中央分離帯 高木:ケヤキ(H=7m)
中低木:マユミ、ヒラドツツジ、マサキなど
コンポストボックスの設置
松村中央病院線 高木:アカバナトチノキ 高木:アカバナトチノキ
地被:ツルマサキ、ヒペリカム・カリシナム
西部中央通り線 高木:イチョウ 高木:イチョウ(民地側補植)
低木:キリシマツツジ 低木:キリシマツツジ
区画道路10-4・13-2号 高木:アラカシ 高木:アラカシとタブノキの混植(1:1)
コミュニティ道路 高木:タイサンボク 高木:タイサンボク
枯死したものは、ヤマボウシ・サルスベリに植替え
地被:ヤブコウジ、マツバギク
大徳川歩行者専用道路 - 高木:エンジュ


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