コメント

今回の陶板制作依頼を頂き、自分の創作活動を考えて大いに悩みました。九谷焼に入って40年近くになりますが、花王といわれる「牡丹」を中心とした花鳥の世界と、シルクロードを旅した記憶を九谷焼で表現した世界。この二つが今の自分を支えています。最後まで悩みましたが、縦に長いスペースを見た時に牡丹の花が縦に繋がる構図が自然と浮かび上がり、これでゆこうと決心しました。葉を色だけで表現しようとも思いましたが、黄鶺鴒に重ねることで感じてもらえればと思います。今回の作品に題名を付けるなら「爛漫」となります。

コメント作成者：（武腰　一憲）