Kutani Porcelain

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九谷焼(くたにやき)

指定区分
品目 九谷焼(くたにやき)
製作者

設置場所

コンコース1階

コメント

この九谷焼作品は、重要無形文化財「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」保持者・吉田美統 作です。磁器の素地に九谷色絵の上絵具をかけあら焼きをして地色をつくり、その上に文様を切った金箔を置き焼き付け、さらに全面に透明釉(ゆう)をかけて焼き上げます。
大きな花の構図とパステル調の柔らかい色感は、深い味わいで魅了されます。
九谷焼は、明暦年間(1655~57)を発祥としています。素朴な中にも豪放さが際だつ「古九谷」に始まり、その後数多くの名工が創意工夫を繰り返し、新たな装飾技法が加えられることによって、今日の様々な色調や画風が確立されました。現代においても日本を代表する色絵磁器として発展し続けています。

コメント作成者:吉田 美統