Kaga Embroidery

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加賀繍(かがぬい)

指定区分
品目 加賀繍(かがぬい)
製作者

設置場所

中2階待合室

コメント

伝統的な紋様「宝尽し」のひとつ「隠れみの」です。亀甲紋、七宝紋、分銅紋なども組み合わせています。
全体にぼかし繍いで色の濃淡を表現しています。また、金糸を用いて宝尽しの豪華さを表現しています。
「繍い切り」「菅繍い」「駒繍い」「まつり繍」「切り押え繍い」などの技法で刺繍しました。

コメント作成者:森本 悦子



この作品は宝尽しの文様をアレンジして作りました。構成として体が隠れる隠れ蓑の中に桜の花、梅の花、紗綾形文、亀甲文、青海波文などの紋様をあしらいました。金を量る分銅や花輪違いをまわりにちりばめました。ぬいの技法は模様の輪郭線を金糸で駒取りぬいし、ぬいきり、ぬき地引き、引っ張りとじ、なりぬい、さがらぬい、切り押えなどの刺繍の技法を使いました。古典文様を、色づかい表現などで上品なものになるように気をつけました。

コメント作成者:前田 啓子