Kanazawa Urushi Lacquer Ware

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金沢漆器(かなざわしっき)

指定区分
品目 金沢漆器(かなざわしっき)
製作者

設置場所

中2階待合室

コメント

ボディーは木を用いず磁器。円盤を作り四分割し漆を塗り重ねたあと、4名が各磁器片に思い思いの蒔絵などの加飾をし持ち寄り、4片の集合体を現代的表現の作品とした。それぞれの個性作の出会いを新幹線による人の出会いになぞらえ、かつ調和を目指す。
1)金地梅文蒔絵の一片は金沢の金、前田家や兼六園の梅を表し、2)平文「華」は漆黒美の中の金銀が花や雪を思い起こす。3)千種類ほどもあるという刀の鞘を塗る技法を応用し、4)朱や緑の彩漆蒔絵は瑞兆を表現する。以上4片を金箔でまとめ箔散しの神代杉に載せ、吉祥と共生をテーマに作品を仕上げたものです。

コメント作成者:西村 松逸