Mikawa Buddhist Altar

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美川仏壇(みかわぶつだん)

指定区分
品目 美川仏壇(みかわぶつだん)
製作者

設置場所

中2階待合室

コメント

下地は篦付(へらづけ)による本堅地で行い、塗りは上質の漆を塗込み、呂色で仕上げ、蒔絵を囲む輪の螺鈿(らでん)は鮑貝を使い、多くの工程を経て艶やかな光沢を放ち蒔絵と調和しています。また収納部壁面には叩(たた)き塗りを施し、金沢箔を貼ってあります。描かれている蒔絵の図柄は、飛天です。仏教では諸仏の周囲を飛行遊泳し、礼賛する天人です。瑞雲は研ぎ出し蒔絵で表現し、飛天は漆を盛り上げ、高蒔絵で仕上げたものです。

コメント作成者:山本 俊光 尾山 隆夫