Kaga Embroidery

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加賀繍(かがぬい)

指定区分
品目 加賀繍(かがぬい)
製作者

設置場所

中2階待合室

コメント

この作品は、雪持ち椿の花丸文様です。花丸文様とは、古典的な意匠で、植物を円形におさめるものや輪状にたわめるものがあります。
加賀繍では、背紋「加賀花丸紋」があることから、この花丸文様はとても親しみのある意匠です。
北陸の重い雪がつもる中、椿は花を咲かせます。この作品では椿を輪状に配置し、雪の重みと花色の朱を意識し図案化いたしました。

コメント作成者:高田 千春



雪を持った椿の図を加賀繍で表したものです。繍い方はぬき地引き、切り押え、割り繍い、薄く積もった雪の下から花びらの色が透けて見える様に菅繍いが入っています。雪持ち椿はとても冬の金沢らしい風景だと思います。来県の方々にその雰囲気が少しでも伝わればと思います。

コメント作成者:森本 奈津子