活動インタビュー

ウェルカム白山-環白山エリアにおける新観光ルート開拓と地域の活性化プロジェクト

リーディング歴史・景観

白山周遊観光ツアーの商品化を目指しています
まず結成の目的と活動内容を教えてください。
平成22年、環白山エリアの観光ルートの開拓と地域の活性化を目指して、県内の観光ボランティアの有志と旅館などで結成した団体です。具体的な活動として、まず首都圏からの誘客を念頭に置きながら、富山や福井、岐阜県など隣県も含めた白山麓や地域の観光資源の掘り起こしに取り組んでいます。その中で専門家による史跡の解説や白山百膳に代表される地域グルメの提供、歴史ある秘湯の入浴など白山ならではのアイテムを1つずつ充実させながら、独自の環白山観光ルートを作成し、観光ツアーの商品化を目指しています。

そもそも白山にこだわられているのはなぜですか。
白山は富士山、立山と並び日本三名山の1つに数えられ、紀貫之や紫式部など多くの歌人があこがれの山として歌で詠んでいます。また、神聖な山として長く崇められてきた歴史があり、今も手つかずの自然が多く残っています。その証拠に、現在、白山には約250種類の高山植物が生息し、同種の植物がまとまって花を咲かせる全国でも珍しい場所となっています。さらに、平成23年9月、白山・手取川地域は貴重な地質が豊富に残っていることから、日本ジオパークに認定され、今は世界ジオパークの認定に向けた活動が始まっています。それにもかかわらず、交通アクセスが悪く、実は県内でもまだまだ白山の魅力に気づいていない人が大勢いるのではないかと思っています。
 そこでバス会社の協力を得て、平成24年10月から試験的に始めたのが、新幹線開業後を見据えた金沢駅発着の白山周遊観光バスの運行です。コースは白山市の平野部の里山・里海を巡るコースと白山麓の里山と温泉などを巡るコース、さらに白山スーパー林道と秘境を巡るコースの3つがあります。試験運行は11月末までなので、今後、お客様の感想や反応、採算性などを踏まえて、観光ルートの策定と周遊観光バスの実施につなげたいと思っています。

プロジェクトイメージ写真 プロジェクトイメージ写真


今後、観光ルートの策定や周遊観光バスの運行以外にも取り組みたいことはありますか。
観光客に白山の魅力をすべて伝えようとすれば、白山麓に恐竜が生息した約1億3千年前までさかのぼらなければならず、かなり広範囲の知識が必要とされます。それだけに現在、約30名いる観光ボランティアガイドの自己研鑚はもちろんのこと、地域の人々との連携をより一層深めながら、新幹線を足掛かりに白山のもてなし力を全国にアピールしたいと思っています。さらに白山の恵みを生かし、「自然」「食」「温泉」「歴史・文化」「雪国の暮らし」など肌で感じて楽しんでいただける数多くの体験メニューを作り、全国発信していきたいとも思っています。