世界農業遺産活用実行委員会では、能登の暮らしの中で育まれた生業や技術を将来にわたって引き継いでもらうため、平成24年度、次代を担う地元の高校生が、能登の暮らしに根差した生業や祭礼、伝統技術・文化など自然に関わる生業を営む名人（「能登の里山里海人」）を訪ね、その知恵や技術、ものの考え方や生き方を取材し、記録する、「聞き書き」に取り組みました。このほど、その作品集が完成しましたので「能登の里山里海」ポータルサイトで公開するとともに、平成25年5月29日から七尾市和倉温泉を中心に開催する世界農業遺産国際会議でも配布します。

 

平成24年度能登の里山里海人「聞き書き」作品集のダウンロードについてはこちらから

 

◆作品集の内容

在来作物のブランド化の取組や強い潮風から家屋を守る「間垣」と呼ばれる竹垣の技術など、生業や暮らしを受け継いできた14名の「能登の里山里海人」の知恵や技、考え方や生き方、メッセージなどを、本人の語り口を生かして記録した14作品に加え、この取組に賛同する、国連大学上級副学長の武内和彦氏、作家の阿川佐和子氏などの有識者からの寄稿文もあわせて集録。