1 趣旨
農業を巡る状況は、農業者の高齢化・減少や集落の過疎化が進むとともに、米消費の減退など食生活の変化や、大型スーパーの参入など流通の多様化により国内外の産地間競争が激化するなど、大変厳しいものがあります。
こうした中、国は昨年、新たな「食料・農業・農村基本計画」を策定し、これに基づき経営感覚に優れた担い手に対して施策を集中する経営安定対策等大綱を定めるなど、農政は大きな節目を迎えようとしています。
本県では、平成8年に策定した「いしかわの農業・農村・食料ビジョン」に沿って、これまで各種の施策を進めてきたところですが、このような外部環境の変化や国の動きを踏まえて、本県の農業を魅力ある産業として再生するために、新たに「いしかわの食と農業・農村ビジョン」を策定しました。
このビジョンでは、「元気いっぱい!いしかわ農業」をスローガンに、
(1)幅広い食育・地産地消の推進
(2)消費者ニーズに応える戦略的な生産と流通
(3)次世代に向けた安定的な担い手の育成
(4)環境創造型産業への転換
(5)農村が持つ多面的な機能の保全・発揮
の5つの施策の柱のもと、18の重点課題を整理し、今後の政策の方向付けを行うとともに、こうした重点課題ごとの取組の手順や具体的な指標を工程表として明記しました。
また、農林総合事務所ごとに、関係機関の連携の下、地域の実情に応じた対応方針と目標を明確化した「地域ビジョン」を策定し、その上で、毎年度、進捗状況と成果を検証し、情勢の変化に応じて施策や工程表を適切に見直すなどの工程管理を行うこととしています。
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