中島菜の血圧調整成分に関する研究
県産作物中の血圧調整機能成分(アンジトテンシンT変換酵素阻害度:ACE阻害度)を検索したところ、中島菜において、その機能性成分の特性及び効果を確認し、その作物を利用した商品開発を行いました。
アンジトテンシンT変換酵素は、通常人間の体内に存在する酵素で血圧の上昇を促進する酵素です。この酵素の活性が高すぎると血圧が上昇する傾向があります。
この研究は、石川県立農業短大、中島町、民間企業(竃k陸製菓、潟Tンミレー)との共同研究で行いました。

中島菜 中島菜栽培風景(中島町)
中島菜は、能登地方の中島町で栽培されているアブラナ科の軟弱野菜です。10月上旬に播種し、2月下旬から3月にかけて収穫されます。辛みがあるのが特徴で地元では、主に浅漬けにして食べられています。

中島菜のACE阻害(血圧調整)の効果を他の野菜と比較すると、中島菜は、ACE阻害度が高いことが明らかとなりました。

高血圧症のネズミに中島菜粉末を添加した餌を与えて比較したところ、1%添加した区でも6週間与え続けると血圧が低下しました。


中島町、民間企業と共同で中島菜を利用した商品を開発しました。石川県の加賀麩として有名な麩食品の一つ麩饅頭に生の中島菜を練り込んだ商品、中島菜の辛みを生かした煎餅などを開発し現在市販されています。