金時草の抗酸化成分に関する研究
1.金時草とは
金時草の正式名称は「スイゼンジナ」といい、亜熱帯原産のキク科の多年草です。加賀野菜の一つとされています。金沢へは江戸時代に九州から伝えられたと言われており、葉の裏が美しい赤紫色であることから、金時草と呼ばれるようになりました。金時草の栽培は、金沢市の山間部で行われています。露地栽培が主であるが、トンネルやハウス栽培が導入され、2月から11月まで出荷されています。

金時草 栽培風景
2.金時草の抗酸化性
抗酸化性とは、体内の活性酸素を除去する働きのことです。活性酸素は、生活習慣病や老化促進の原因の一つであると考えられています。金時草は、他の野菜に比べて強い抗酸化性があり、市販の抗酸化剤と同等であることが明らかになりました。

3.金時草の粉末
金時草の色素を沸騰水中で抽出し、この抽出液を噴霧乾燥したところ、鮮やかな紫色の粉末が得られました。この粉末にも抗酸化性があることが明らかになっています。
4.加工品の開発
県内の食品メーカーと共同で、金時草粉末を利用した、菓子、もち、麺類、ゼリー等の加工品を試作しました。