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除雪作業の現場から
   


 除雪担当者名:宮腰 武宏
 担当地区   :奥能登土木総合事務所管内
 除雪経験年数:21年

 きいろのおおきいくるま
 私は建設会社に就職しまして、除雪を担当させてもらえるようになり20年が経ちました。その間に、自社ドーザや除雪トラックに凍結防止材散布車、歩道用ロータリー除雪車までいろんな機種を経験させてもらいました。小さい頃から車や機械が好きで、その時に見た黄色のとても大きな車があっという間に雪を除けていくのを見て「なんてすごい車だ」と興味を持ち、それからは家の前を除雪する音が聞こえると玄関まで行きよく見ていたことを今でも覚えています。
 除雪作業をするようになり、早く上達し安全に除雪ができるようになりたいことと、先輩や地域の方に迷惑をかけずに除雪をしたいという気持ちでいっぱいでした。ところが、作業をすると早く上達をしたいという気持ちとは裏腹に、排雪板のエッジは均等に減らない、除雪中機械が横滑りし路肩ギリギリを走っていてヒヤリとしたり、雪で埋もれている縁石に擦ったり、マンホールにあたった衝撃で蓋が飛んでいったり(無事閉まりました)いろんなことが起きました。失敗したことや思うようにいかないところは、作業に対するコツや注意点を先輩からアドバイスをいただき、除雪シーズン前に道路埋設物の突起や、破損の恐れがある箇所を事前に確認をして頭に叩き入れることで徐々にミスもなくスムーズに除雪がおこなえるようになりました。今は、後輩に除雪作業について教えることもありますが、教えることの難しさと後輩の作業が次第に上手くなってくるのを見ると嬉しさを感じます。また、教える立場になって改めて先輩のありがたさを実感することができました。
 除雪は、不規則な作業時間ですしとても神経を使う作業です。近年、暖冬で年々降雪量が減ってきていますが、いつ降ってきても対応できるように除雪シーズンは普段以上に体調管理には気を使い出動に備えています。また、更なる技術向上に努め、小さな子供から憧れてもらえるよう、地域の皆さんに喜んでもらえるよう、丁寧で安全な除雪作業を心掛けていきたいと思います。


 除雪担当者名:谷 浩行
 担当地区   :奥能登土木総合事務所管内
 除雪経験年数:10年

 オペレータ-になって気づいたこと
 除雪作業に携わるまで、冬の除雪について、まったく関心がありませんでした。
 今日は、自分の住んでいる地域は、積雪がないので、担当している路線も大丈夫だろうと思っていても出動要請があり、除雪作業区間に行くと積雪があり驚きます。
 大雪時は、何度も除雪し、昼夜問わず作業をしてみて、関わっている方々が、大変な思いをしていることを身をもって知りました。
 今年は降雪量が多いと予報で聞きました。除雪作業の回数も増えると思います。請け負っている区間は、雪によるスリップ事故が多い箇所なので、事故がなくなるよう願い、安全第一で除雪作業を心掛けたいと思います。


             


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