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除雪作業の現場から



除雪担当者名:打越 敏信
担当地区  :奥能登土木総合事務所管内
除雪経験年数:23年

今年も皆がんばりましょう
 私が除雪トラックに乗り始めて、もう23年が過ぎました。その間に道幅は広くなり、カーブも緩やかになり、除雪トラックにグレーダ機能まで付いてきました。とても快適に運転できますが、作業には神経を使います。また、無線機を搭載して、人やスピードの出ている車、大型車などの状況について連絡をとりながら安全を最優先に「早く、広く、美しく」を心掛けて除雪しています。
 
 たまに、「除雪トラックは他の機械に比べて楽でいいなぁー」と言う人がいますが、とんでもない話です。路線や区間は同じでも、日や時間によって雪質、積雪量、降雪量、交通量が変化するため、その時々に合った操作が必要になります。除雪トラックのスピードはもちろん、道路幅に対しての位置取りや排雪方向の変更など、常に頭はフル回転です。また、カーブの大きさにより排土板の角度を調整し雪を遠くまで飛ばしたり、削ったり、切り取ったり、運んだりと様々な作業があり、汗だくになりながら作業を行っています。
 
 雪は平日も休日も関係なく降ります。大晦日に出動して、ラジオで紅白歌合戦を聞きながらの年越しも何度かありました…。

 毎年、雪が降るまで不安でいっぱいですが、降り始めると無我夢中で毎日が過ぎていきます。体調が悪く、身体が辛いときもありますが、そんな時は「輪島市民のライフラインは俺たちが守る」と自分に言い聞かせています。除雪に携わっている人は機械の種類に関係なく、それぞれに大変な苦労があると思いますが今年も皆でがんばりましょう。
 


             


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