約20台のロクロや作業机がならぶ成形室。
土を扱う作業場所とは離れた場所に、石膏などを扱う石膏室、釉薬の調合や吹き付けを行う釉薬室があります。
窯場にはガス窯が2基、24kwの電気窯が1基、上絵用電気窯が4基あります。
食器に関する無鉛化の動きの強まりから無鉛専用窯も導入しています。
陶芸の専門書はもちろん、絵画やデザイン、現代アートにいたるまで、ものづくりに関する書籍が充実しています。
研修所のカリキュラムでは、土を扱う成形分野と上絵などの加飾分野の授業時間はおよそ半々。
写生や講義なども含め、成形以外の授業は各学年の教室で行います。
講師の先生方の作品や明治の九谷の優品などを陳列した展示ロビー。
日本のみならず世界各国のやきものも展示・収蔵しています。
茶道の授業で使用する和室。縁側もあり、趣のある空間を利用して作品展示や合評などで使うこともあります。
視聴覚教室ではスライドレクチャーなどの講義・講座を行います。入学式・卒業式もここで行います。
研修所には「錦(にしき)窯」と呼ばれる上絵用薪窯があり、古九谷写しの授業などで実際に薪を使っての焼成をします。
先人たちが築いた九谷焼の精神を学ぶ、貴重な経験を得ることができます。