石川県立九谷焼技術研修所は、県の伝統産業である九谷焼の振興を図るため、陶芸に関する理論と技術、技能を修め将来の九谷焼を担う優れた人材と産業界に即応できる技能者を養成するとともに、デザインの商品開発と研究指導を行うことを運営の基本とし、昭和59年に設立されました。開所以来、750名を超える卒業生・修了生を送り出し、その多くが九谷焼業界で中堅・若手の担い手として活躍しています。
九谷焼は、古九谷の発祥から360年の歴史の中で多くの技法・様式を生み出しながら今日まで受け継がれてきました。研修所では、陶芸の基礎技術はもとよりデザイン・マーケティング等の講座を設けるなどし、伝統工芸として、また産業としてさまざまな側面を持つ九谷焼の新しい歴史を創造・継承していく力強い人材の育成に取り組んでいます。
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