卵巣がん〜症状が現れにくい「サイレントがん」〜

挿絵

発生率はあまり高くありませんが、自覚症状が出にくく、気づいたときにはかなり進行していることが多いため、油断はできません。早期発見のためには、超音波検査が有効です。

どんな病気?症状は?

Check List

卵巣に発生する悪性腫瘍(しゅよう)で「サイレントがん」と呼ばれるほど自覚症状が現れにくく、注意が必要です。がんが進行して大きくなると、下腹部が膨らんだり、重くなったりします。

卵巣がんは40 代から増加して50 代にピークを迎えて横ばいになりますが、80 歳以上で再び増加します。ただし、若い世代も安心はできません。

多くの卵巣がんは正常よりも大きくなるので、超音波検査などの検査を受けることが早期発見に有 効です。

診断方法は?治療法は?

視触診の後、超音波検査やMRI、CT などの画像で腫瘍の大きさや位置などを確かめます。血液検査でも 良性か悪性かを判定しますが、早期がんの場合は正確に判断できないことがあります。

悪性の場合、手術によって病巣部をすべて摘出します。悪性で転移がある進行例では、両側の卵巣だけではなく、広い範囲の手術が必要となり、手術の前や後に放射線治療や抗がん剤投与も追加されます。

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