痔(ぢ)〜便秘がちの人は要注意〜

他人には相談しにくい病気で、特に女性は気後れして受診をためらいがちですが、近年では女性患者も増えています。恥ずかしいからと言って放っておくと症状が悪化してしまうので、早期治療を心がけましょう。

どんな病気?症状は?

痔は、いぼ痔( 痔核(ぢかく))、切れ痔(裂肛(れっこう))、あな痔(痔ろう)の3種類 に分けられます。いずれも排便時に痛みと出血があります。

いぼ痔は直腸や肛門付近の静脈がうっ血して起こり、切れ痔は硬い便を出すときに肛門の粘膜を傷つけることによって生じます。痔ろうは肛門周辺が細菌感染などによって化膿(かのう)し、患部にあなが開きます。

主な原因は便秘で、硬い便が肛門の粘膜を傷つけて切れ痔になったり、排便時のいきみでいぼ痔を引き起こしたりします。下痢やストレス、血行不良も原因として挙げられます。月経に伴う便秘や妊娠、出産、冷えも痔の悪化を招きます。

診断方法は?治療法は?

Check list

排便時の痛みや出血が主な自覚症状です。初期であれば塗り薬や座薬で治すことができます。痔ろうは手術が必要です。 

予防には、便通や血行を改善し、肛門の周りを清潔に保つことが大切です。でも洗いすぎもいけません。最近は温水洗浄便座が普及、発達し、洗浄をしすぎて皮膚炎になる人もいます。

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