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学ぶ 体験記

「何処にも行かん。この家で死ぬ」 介護支援専門員:女性50代:経歴5年、被介護者:男性85歳:要介護3、介護者:女性83歳:要介護2

春から秋、米や野菜を作り、冬には都会へ出稼ぎに行き、三人の息子を育てる。
子どもは皆県外で所帯を持ち、殆ど家には寄り付かない状況で、夫婦は年金と今までの蓄えで暮らしていたが、7年前に脳梗塞を発症し右上下肢麻痺となり、デイ・ショートステイ・福祉用具貸与等のサービスを利用しながら、家での生活を送る。
加齢に伴い身体機能低下から日常生活の殆どに妻の介護が必要になり、近隣の方の協力も頂きながら、出来る限りのサービス利用でどうにか在宅生活を維持する。
「何処にも行かん。この家で死ぬ」が口癖で、高血圧症・膝関節症の持病がある妻は献身的に介護されていたが、半年前から、妻の物忘れが徐々に進行し、夫の介護にも支障をきたすようになる。
1ヶ月前の夜、「じいちゃんがいない」と大騒ぎし、大変な事態になる。急慮息子さん達が帰省され、宅老所とグループホームへの入所が決定。
3日後、二人は永年住み慣れた家から離れ、別々の施設での生活となる。
このご夫婦が出来るだけ早い時期に、同じ施設で一緒に生活が出来ることを願い、微力ながら幾つかの施設入所申請のお手伝いをさせて頂いた。

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