◆「感謝の気持でいっぱい」 在宅介護:50代女性、被介護者:「母」82歳
母は24年前(58歳)の時に食道がんを患い喉の手術をしました。その後は畑作業等を楽しんでいたが平成13年に入院するも歩行困難となり、併せて奇行が目立つ様になりました。今振り返りますと認知症の前兆でありましたが医者からの宣告も無かったのでいずれは回復するのではとの期待をしておりました。3ヶ月後退院し2年間デイサーイスに通所、その後はショートスティに切り替えました。3年間位は私も対処方法が解らず大変な心労となりうつ状態になった時期もありました。その後地域包括センターのケアマネージャーの方と相談しながら対応、住宅改修のお陰で入浴も可能になりケアマネージャーの方の温かい気配りが大変にありがたかった。在宅介護にはマニュアルが無いので自分なりに施行錯誤しながら介護してまいりました。
1例をあげますと
* テレビの目線を合わせる為にベッドを使わず硬めのマットの上に布団をひいておりました。足が床に着くので若干ながら筋肉がついて身体の安定が保たれた様です。
母・私・ケアマネージャーの方達全体が明るい環境を保てるような介護を続けてまいりましたが本年1月に母は亡くなりました。関って下さった皆様に感謝の気持でいっぱいです。